Append Life 60 Good last episode.and... いい最終回だった
僕たち3人は、リビングでラブコメアニメ「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」をリアルタイムで視聴していました。
アニメへの熱いツッコミ
片思いの登場人物たちに感情移入しながら、「もっと抱きしめてやれ」「なぜ素直にならない」と、3人それぞれがツッコミを入れます。アニメの展開に一喜一憂し、新婚のような甘酸っぱいやり取りに盛り上がります。彼女と娘は、僕が普段は感情をあまり表に出さないのに、アニメの話となると熱心になる様子を微笑ましく見守ります。
僕たち3人の関係
アニメの話から、3人の関係性の話へと移ります。彼女は、僕が大切な人に対しては臆病になる心理を理解していると語り、娘は僕の不器用なところも含めて好きだと伝えます。僕は、二人からの愛情を再認識し、幸せを感じながらも、不器用な自分を省みます。
お互いの気持ち
娘は、僕が奥手で慎重だからこそ、大切にされている実感が持てると言い、彼女は、僕との関係が一方通行ではないことに喜びを感じていると話します。僕の「臆病」さは、二人にとって「大切にされている」という確信に繋がっていることを知り、僕は胸が熱くなります。
アニメ視聴という日常のひとときが、僕たち3人の絆を再確認し、お互いの気持ちを深く理解する大切な時間となりました。
「いい最終回だった」とアニメを終えた後、3人は次回の最終話を楽しみにし、これからも続く幸せな日常を噛みしめるのでした。
生活している上で、今でもやっていることがある。それが、アニメのリアルタイム視聴である。
これは娘と生活している時も、奥様と暮らし始めた今も、続けている。
これは、「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」11話を見ていた時の家族の様子である。
「しっかし、両方とも片思いで、部屋に通い妻してくれる同級生なんて、普通はなんにもなくても、好きになっちゃうと思うんだよね。」
「あら、奥さんがいるあなたが言う?まあ、あなたが17ぐらいの時に、私と暮らしてたらこんな感じで甘酸っぱいことになったのかしらね。」
「その時は、もう両思いじゃない?ねえ?」
「あ、私に聞いてる?うーん、オトーサンと暮らしてたけど、本当に優しくしてくれたし、一方的に私が好きって言ってても、困りながらちゃんと答えてくれたもんね。」
「へぇ。やっぱり、あなたは甘やかすのにかけては、本当に一流なのね。」
「そんなことないよ。たまにモードを切り替えて、仲良く暮らしてた、よね?」
「うんうん、でも、両片思いって状態には私達なったことないもんね。やっぱりもどかしいのかな。」
「中学のあの頃ぐらいか。あれって両思いみたいなもんだったからなあ。純粋にそういう経験はなかったりするんじゃないかな。」
内容が盛り上がってくると、つい、ヤジというか、心の声が漏れてしまう。
「違うだろって、そういうとこだぞ。もっと抱き締めてやれって。」
「ふふふ、盛り上がってていいね。そうそう。青春は盛り上がってこそね。」
「そういう生活送ってないよね二人共。なんか、合いの手がちょっと年寄りくさいよね。」
「これ、真面目に見てると、本当に単なる新婚さんの話よね。」
「破壊力の高さにやられるわ。なんだろなあ。あなたってこんなに甘やかしてくれる?」
「う~ん、ベッドの上なら?さすがにシラフでこんな事をやってたら、恥ずかしくて顔から火を吹くかな。」
「オトーサン、私ならやってあげてもいいんだぞ。」
「あ、いや、君は君でいいけど、これだけ甘やかすのは、三人で暮らしてても経験がない気がする。そこまで甘えていいのかなって。」
「この子、真面目よね。普通こういうシチュエーションだと、確実に押し倒すでしょ?」
「それは、僕に対する不満ですか?まあ、でも、男って、やっぱり大事にしている女性に対しては、臆病になるよ。なんとなく心理はわかるもん。」
「だから応援してあげてるって?そういうとこだぞって、普段、私達が使う言葉よ。」
「オトーサンもそういうとこあるもんね。そういうとこをひっくるめて、好きだぞ。」
「褒めてないでしょ?でも、僕は本当に気づかないことが多くて、やきもきさせてるのは、なんとなく分かってる。」
「知ってるじゃない。でも、分かってても、そのときは気が回らないんだよね。不器用さん。」
「添い寝してあげるべきよねぇ。」
「寝ぼけてたのに?」
「そりゃそうよ。可愛い彼女の寝顔見てるだけで、幸せにならないかな?」
「趣味悪いとか、気持ち悪いとか思わない?」
「そりゃ毎日見てればね。いい加減そこにときめくってことはないけど、眺めてたい気持ちはあるよ。」
「まあ、でも、僕もこの状況だったら添い寝とまでいかずとも、枕元にいてあげるぐらいはやると思うけどね。」
「やったことがあるならそれを言ってもいいと思うけど、オトーサンって自分が起こされたり、寝ぼけたりする前提だよね。」
「睡眠障害がある人に、睡眠のことをアレコレ言うのは良くない。僕もそうしてあげたいけど、なかなか難しいんだよ。」
「じゃ、私が寂しい時は、添い寝もいいけど、抱きしめて寝てほしいな。」
「もうそれ、ただの願望。」
「こんなに攻めてきてる彼女に手を出さないって、どうかしてるよ。」
「そう?やっぱり大切な娘は、大切に扱いたいし、他人にも見せたくないって思うんじゃない?」
「女子校の衣替えって、あんまりそういうところでわちゃわちゃしないからね。共学でオトーサンが彼氏だったら、やっぱりいちばんに見せにくるよ。」
「そりゃ嬉しい。けど、それは25年前にやってほしかったやつだよ。今は衣替えって言ってもそれほど変わらないし。」
「愛する人が薄着になって、生活してるってやっぱり嫌?」
「本音は嫌だよ。だけど、暑いのは我慢できないもんね。ただ、うちには薄着でウロウロするふしだらな娘がいるんでね。」
「あはは、もうクセだから許して欲しい。」
「なるべくなら、パジャマを着なさいって言ってるけど、誰に似たんだろうね。」
「はいはい、僕ですよ。」
「これだけ口説いてて、なんで素直にならないかなぁ。」
「聞いてて色々恥ずかしくなってくる。平然と見てるオトーサンはどうかしてるよ。」
「まあ、お互いに確信を持ってないから、牽制しあってる感じしてるよね。確かに、これはドキドキするかもね。」
「好きなら好きで抱きしめろって。あれ、私意外と大胆なこと言ってるかな?」
「言ってる言ってる。欲求不満?」
「分かっててからかうよね。そういうとこだぞ。本気で嫌われちゃえばいいのよ。」
「そうか、オトーサンと再会した時にこういう風にしとけば、今頃手玉に取れたのかな。」
「さすがにそれはないんじゃない。君のほうが僕に積極的だったもん。
「いやあ、今週もいい最終回だった。」
「いい話なのは認めるけど、なんとなくモヤモヤするわね。片思いでこれだけ攻めて、受け入れない男が分からないかな。」
「う~ん。どうだろう。今の世の中が草食系男子を受け入れてるってのもあるし、この話の展開もやむなしとは思う。」
「にしても、最後のアレ。目を話すなって。どう聞いても愛してるって言ってるようなものじゃない。そこであーだこーだ言って、可愛いって許しちゃうのも納得行かないかな。」
「あなたって、そんなにガツガツ行くタイプ...いや、一途だからそう思えるのか。」
「私もオバさんよね。ラブコメアニメで文句言っちゃうなんて。あなたの影響かしらね。」
「案外、こういうの好きでしょ?いつも見てる良くわからないやつより。」
「もちろん。いつだって恋愛はいいものよ。まあ、人により個人差はあると思うんだけど。」
「不器用で鈍いのは分かってるつもりだけどさ、他人を見てヤジを飛ばしちゃうあたり、やっぱり違う感じしちゃうんだよね。」
「いや、オトーサン。オトーサンが可愛いのはそういうとこだぞ。無意識には出せないから、恋愛巧者じゃない分、可愛いんだよ。」
「同感。やっぱりね、慣れている人とお付き合いしてる時って、欲しいタイミングに欲しいことを言ってくれるの。もちろん、それはその人の個性なのかも知れない。でもそれがお互いの関係になるかというと、やっぱり一方通行なのよね。」
「いつも一方通行でごめん。」
「君は若いんだから、どんどん攻めていかないとダメだろ。それが君の良さなんだから。」
「そうね。若い時ならいいのよ。でも深度が高まるにつれて、その関係はすごく危うい。相手がどう思っているか分からないまま、思いを伝えているようなもの。それを受け止めてくれるかどうかなんて、言ってみないとわからないかな。」
「で、僕はそこんところ行くとどうなんですかね?」
「奥手で慎重。臆病だけど、大切にされてるっていう気持ちがそれ以上に強いのかな。受け入れてくれてる実感がしっかり持てる。そうじゃなきゃ、こんな押し売りみたいな女を、好きで受け止めてくれないでしょ?」
「そうなのかな。二人共、僕は大切だし、どちらが欠けても、僕は悲しい。だから毎日、色々考えながら受け止めてる。言い訳だけど、考えちゃうから、臆病になっちゃうんだろうね。」
「でも、そのおかげでちゃんと幸せに生活出来てる。おねえちゃんは、まあ、ちょっと確信犯的な行動もあるけど。でも毎日楽しくて幸せなんだから、変わらなくていいんだよ。」
「グイグイ攻めてくることはないにしても...想像するだけで似合わないもの。あなたはあなた。だけど、少しだけ押してほしいときもあるけどね。
「精進します。いやあ、ラブコメでこんなに二人に思われてるって分かって、一緒に見てた甲斐があったかな。」
「う~ん、そっちはそっちでやっぱり展開がアレよね。女の子が可哀想よね。」
「うんうん、あれだけ色々アプローチして、自分でも自覚してるのに、受け入れないのも納得行かない。」
「ま、次が最終回だから。それを見てからでいいんじゃない。」
「こういう時、リアルタイム視聴ってやきもきするなあ。なんだかんだで楽しみになってる私にちょっと嫌悪感だわ。」
「いいじゃんおねえちゃん。楽しみと愚痴を三人で言い合うなんて、楽しいよ。」
ラブコメだから話が合うんだよな。違うアニメだと、食いついても来ないしね。
まあ、それぐらいがアニオタとしては安心です。まあ、理解があるだけ、僕は恵まれてると思うよ。
今日はこの辺で。