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偶然のイッチと先見のメイ  作者: ことばのあや
4/7

『傍観』

ゆるーく投稿していきます。

今日から学校かぁ…


いやだなぁ…


乗り換えもめんどくさいし…




電車から下り、乗り換えの為にホームを移動しようとしたその時。




うわ…


嫌なもんみちゃった…




いや、厳密に言うと見ているわけではない。


そうなるであろうと思ってしまったのだ。




あのおばちゃんケガしちゃうなぁ…


でもわたしが動いたところで間に合うかわからないし…


見なかったことに…


ごめん…




この能力は便利なところもあるが、こういった悪い側面もあった。




そのたびわたしは嫌な気分になる。




人の為にそこまで動けないし、動いたところで助かるかもわからない。


そんな不確定なことに身を削ってまで行動すべきだろうか?


いや、ない。




と結論付けたわたしは嫌な気分になることを享受した。




あぁ…


朝から憂鬱だなぁ…

挿絵(By みてみん)





その時




『ごめんなさい!ごめんなさい!急いでまして!!』




大きな声を上げる少年が目に入った。




先程懸念していたおばさんとぶつかったようだ。




そのやりとりを見ていると、2人の横を何かが横切った。




数秒置いて気づいた。




急行電車による飛び石だ。




わたしが見たのはこれだったのか。




しかし、先程の少年とぶつかったおかげか2人は無傷だ。


いや、ぶつかった痛みはあるか。




そしてふと気づいた。


わたしが見た未来にならなかった…?




こんなことは初めてだ。


どうしてだろう?


思案を巡らす。




『オロロロロロロロ』




違った意味で嫌な気分になった。




先程の少年が吐いたのだ。


おかげでわたしの思案はふきとんだ。




このままここにいたらわたしも吐きそうだ…




急いで立ち去ろうとしたわたしに、


『偶然ですよ』


と言った少年の言葉がなぜか耳に残った。

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