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スッ(パリン)

《ニル視点》


『ギュロアアアア!!??』


状況は一気に最悪になった…ように思われた


その要因となっているのは


「ブラスッ…!!楽しくなってきたぞッ!!」


『ブシュルルッ…!!』


バガンッ!!!


「はあッ!!」


ボゴォッ!!


「それ〜」


ゴスッ!!!


カドルさん、ブラスコンビによるまさに人馬一体の攻撃


我が姉、ネルお姉ちゃんによる鎖さん仕込みの徒手格闘


ナルメリアさんののんびりとした声からは想像もつかないような威力で突き出される槍


そして…


『ギュロロロアアアアア!!???』


ボゴォッ!!


『どこ見てんだぁッ!?蜥蜴ッ!!』


体格が六メートル以上で全身に鱗の生えた男がアディグロの顔を殴り飛ばした


もはや、同情を覚えるような一方な暴力だった


――――――――――――


「まずいのお…」


ルドロス王はそう呟いた


「ふむ〜わしの魔法でぶっ飛ばすかの!」


もやは何も考えてないのが丸わかりの顔でそう続けた


バカラッバカラッ


「まあ、まてルドロス王よ」


そう言ってきたのはブラスに跨ったカドルさんだ


「ぬう〜しかし、あれはもはや手におえなくなってしまうぞ?なら早急に手を打たねば…」


「私がやろうではないか」


「なぬ?」


ルドロス王の話を途中でカドルさんはそう言い切った


「あっ私も参加いいですか〜?」


ナルメリアさんがどこから取り出したのか槍をゆっくり回しながら近づいてきた


「私もいいですかね?」


ネルお姉ちゃんも遠慮気味に聞いていた


「ああ、いいぞ。ではさっさと始め…」


その時、鈍い打撃音が響いた


そういえばさっきから前線が静かなような…


私たちだけでなく周辺にいた兵士たちも音のした方を見た


そこには全身が青っぽい鱗で覆われた巨人?が拳を振り抜いたポーズをしていた


振り抜かれた先にはアディグロがいた


『ギュロロロアアアアア!!??』


『どしタァッ!!!コンなモンかぁ!!??』


バゴォッ!!


『ギュエエアアアア!!??』


その様子を見て慌てたように3人が駆け出した


「待て!!そいつは私の攻撃が耐えられそうな奴なのだ!!」


「ちょっと〜!誰なのあなたは〜!私もやらせないないよ〜!」


「あっ…!えっと…い、行ってくるね!」


―――――――――――――――――――――――――


そこからは冒頭の通りである


アディグロが予想以上の体力の多さと防御力があるのだが、一方的に攻撃されており可哀想な状態にまでなってきている


ゴツゴツして周りを威嚇するような見た目が至る所がボロボロになり、尻尾も短くなっている


『ギュ、ギュロアアァァァ…』


そして、アディグロが頭を伏せたまま動かなくなった


『あン?どうシタッてんダ?』


巨人がそう声を上げると


『…ギュロア』


パタパタ


どこから取り出したのか木の棒に白い布が巻き付けてあるものを、これまたいついつ作ったのか小さな土の腕でそれを振っていた


『「「「……」」」』


え〜と…つまりこれは…


「降参〜ってこと〜?」ふよふよ


どこにいたのかシーがそう声を上げると、その声に反応するかのようにアディグロが頭を上げ激しく上下に振った


「…えぇ〜」



スンッ…

ウッ…

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