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お腹〜痛い〜…

《アイスフォレストキングウルフ視点》


そいつらとの戦闘ははっきりいって不利であった


「『ダークバレット』」


黒い髪の男がそう呟くと指先から魔法が飛んでくる


それをまた避ける


『グルァ!!』


氷を尖らせ打ち込んでみるが


男に当たることなく砕ける


黒い男は自身の身体に常に魔力障壁をはっていた


それ自体はそんなに珍しくはない、が


こちらの攻撃を防ぐとなると相当の魔力が必要だ


しかもそれをほぼ常に全身に纏わせているのだからさらに厄介だ


そしてもう1人、こいつも厄介だった


「…」


『バオォォ!!??』


赤い女は両手に持った二本の剣でタフ野郎の身体を削いでいた


右側で切り刻んでいたかと思えば、素早い動きで左側に回り込んで深い傷を残す


タフ野郎の速さでは見ることは出来ても反撃までが難しい


だが、やられっぱなしと言うわけでもない


『バオォォォォォォォォ!!!』


「!」


時折赤い女が近づいてきたタイミングで自身が纏っていた()()()()の氷を破裂させるように飛ばして攻撃をしているのだ


「…」


それを見て素早く後方に回避はしていたが幾つかのかすり傷は負っていた


しかし…


「『ヒール』」


黒い男がそう言うと赤い女の傷は何もなかったかのように回復した


そして、またタフ野郎に突っ込んでいった


タフ野郎よりもタフな赤い女だが、更に悪いことにこの女の身体の一部はは常に燃えているかのような見た目になっており非常に高温で、周辺の氷も溶けかけのものが多々あるのだ


「グルルル…」


厄介だ、非常に厄介


だが、負けるわけにはいかぬ!


「グルオオオオオ!!!!!」


氷の樹を再び生やす


それも二、三本ではなく大量に


そしてあっという間に氷の森が誕生した


森に紛れ移動する


樹を蹴って、蹴って、蹴って、加速を続ける


黒い男は直接見えはしないがどこにいるかはわかる


そして、黒い男の背中を爪で引っ掻く


「グルァ!!」


「!!」


バリンッ!


防御障壁が割れたことに驚いたような表情をした


そのまま無防備な身体に尻尾を叩きつける


ドゴッ!!


バゴォッ!!!


尻尾で吹き飛ばされ氷の樹にぶつかり止まった


「…」コキッコキッ


しかし、ほぼ無傷で首を鳴らしながら出てきた


そしてまた魔力を高め始める魔法が放たれるまさにその時


「へえ?意外でもなんでもないけど勇者と魔王、それも異世界出身な上に洗脳済みか〜嫌なヤツがいるもんだね〜?」


そんなのんびりとした声が聞こえた


しかもその声は聞き覚えがとてもある


声の方を見るとさっきのヤツが何事もなかったかのように黒い男の後ろに立っていた


「どうも〜まだ参加して大丈夫かな?」

なんか、だんだんと着地点を見失いかけている気がするぜよ…

マダダ‼︎マダヤレルゥ‼︎

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