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この作品は頭を空っぽにしてみましょう
「ハッハ〜!!多いね〜!!」
ザシュッザシュッ!!
氷の森に入ってからすぐに狼が大量に襲ってきた
両手で持つのが面倒なので片手に二本の刀をそれぞれ人差し指と中指、中指と薬指に挟んで振るう
「「ガルルッ!!」」
二匹が両サイドから飛び掛かってきた
「ダメダメ〜」
跳んだら避けられないでしょ〜?
二匹を右から左に切り払う
「グルアア!!」
と、振り切った体勢にもう一匹が低い姿勢で襲いかかってきた
「よいしょ〜!」
回転そのままに左の肘で狼の鼻を打つ
「キャインッ!!??」
そんな悲鳴をあげ怯んだ狼をそのまま斬る
「ふう〜」
周りを見渡すと死体、死体、死体の山だった
ピッ
刀を振るって血を飛ばす
『バオオオオオオオオオ!!!!』
『グルルルオオオオオ!!!!!』
と、大きな声が聞こえてきた
「おやおや〜?二体いるの?」
さらに奥に進むとオオカミの潰れた死体や砕け散っている氷、さらには毛なども落ちていた
「ふ〜む?」
片膝を立てて座り地面に落ちている毛を見てみる
(う〜ん、毛は大きく分けて三種類落ちているね〜)
一つはさっきも見たものだ
(こっちのは、さっき切り倒してきた狼たちのによく似ている)
もう一つ見る
(そして、これはさっきまで見てきた狼の毛に似ている、けど毛だけでもわかるこの力強さ、おそらくこの毛の持ち主が例のやつか…)
最後の一つを見る
(これは全く見てないね〜…けど例のやつほでないにしろ、力強さを感じる)
「ふ〜む…」
辺りを見ると一帯の全ての氷の樹が砕け散っている、が
「あっちにいったのね〜…」
明確にどこにいったのかは分かりやすかった
恐らく、片方は相当な巨体を持ちもう片方は比べると小さいのだろう、そして巨大な方はその巨体を隠すほどの何かを兼ね備えているのだろう、けど
「奥に行くほど、わかるよ〜」
この感じは〜
自身の姿勢を低くする
「フハッ…強いやつの〜…気配ってやつをさ〜…」
ドシャッ!!!!
後方でそんな音が聞こえ、景色が流れる
「あははッ!!楽しませて、ね?」
そう叫びながら、接近する
《アザミ視点》
「(ゴクゴク)プハーッ!!」
飲み物を飲み干し、一言
「今日もいい天気!」
「…生憎の荒れ模様ですが?」
現在はとある島にある家におり外はものの見事に海は荒れ狂い、会場にはハリケーンが幾つもあり、雷もほぼ常に落ちている上に、暴風雨である
「いい天気だろう?この混沌具合?私の黒猫も好きだろうさ、ねえ?」
「ニャ〜…」
私の膝の上には一匹の黒猫がいる
特徴は〜…まあ、左目が緑で右目が漆黒と言ったとこかな、尻尾は一本だけだが、その先っぽでは淡い緑色をしている
頭を撫でてやると、すりすりしてくる、ほんとに可愛い子
「で、あの〜なんて言ったけ?あそこのやつらの最後の!ジジイ…じゃなくて…ヴァヴァア…でもなくて…」
えーとなんだってか?
「…もしやシヴァのことです?」
「そうそれ!まだ死んでないの?」
「まあ、そこそこ硬いですからね」
「めんどいね〜?鬱陶しいね〜?たかが創造物風情が〜?誰に歯向かったのかも知らんで」
破壊?創造?維持?法?倫理?たかがそんなもので私を止められると?
膨張と縮小、それと無意味な狂気しか持たぬものだ?ハッ戯言だね〜!
それだけで、事足りる
倫理、法なんかは狂気の前に無意味
破壊、創造、維持そんなものでは膨張と縮小を止められない
えっ?破壊ならいけるって
ならどうやって膨張する無を破壊する
概念でもましてや概念の外でも無い
ただの無
それが私だ
私の従者でも認知できない
何故なら空間でも時間でも無い
それが答え、それが全て
空っぽにしてみましょう(大事なことなどで2回以下略)




