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案外誤字・脱字しているのだよ
《トヨ視点》
私はこの分岐は見てない
今現在、水のを派遣している世界を覗き見しながらそんなことを思った
その世界に予定よりも大幅に早く害虫どもが攻めてきた
「おかしいですね、何度も見返したはずなのですが…」
私が覗き見ることができないものはほぼ存在しない、ただし唯一例外があるとするならば…
「やあトヨ?どうかしたのかい?」
突如話しかけられた声の方を見ると光を反射しない長い黒髪に可愛らしい顔には金色の瞳が輝いていた、口はニヤニヤとしており、瞳が面白そうに細められていた
「いえ、もしや主様が干渉をなさったのではないか、と思いまして」
そう、私の覗き見によって見た結果以外を出現させるのは間違いなくこの主様を置いて他にいない
「少しは干渉したけど大半は違うかな?」
右手の人差し指を立てて更に目を細めて笑った
「…なるほど、では例の…響子殿の影響ですか」
そう答えるとこちらを見ながらまた笑った
「大当たり、短期間でここまで成長するとはまさにトヨ、君と同じで私の手足になるのにふさわしいと思わないかい?」
確かにそうだここまでの力を持っているならば、主様の手足にふさわしい、しかし…
「まだ、あれが不完全ですあれが出来れば、と言ったところでしょう」
まだ、彼女が我々の末端に加わることはないだろう
だが、まず間違いなくあれを完全にできるだろう
それはそうと
「随分と早いお目覚めですね」
「ま〜ね〜」
主様は虚空を眺めながらそう答え
「彼女がどんな選択をするのか、元々興味はあったんだけど、他の存在の干渉を受け付けなくなった今ならなおのこと気になる」
指を振りながらそう続けた
「なるほど」
しかし大きな疑問もある
「ん?気になるの?何で存在強化しているのか」
「…そうですね気にはなりますが、それを知ってしまったら面白くないので」
答えがわかっている問題ほどつまらないものはない
「確かにね〜。…なに、トヨならそのうち分かるよ」
笑みを深めて虚空を見続けている主様はそう言った
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《とある女神視点》
私は神々の中でも結構な古参になる
階級的には上から5番目、つまり上位中位神ということなのだ
名前はあんまり知られてなくっても概念自体は結構知られている
それは転生という概念
簡単に言えば体から離れた魂を綺麗にしてまた送り出すというものだ
そんな私ですが現在怖い人と対面しています
「そんなわけで私が印をつけた生物は記憶を消さずに送って欲しいのよ」
目の前の神…私たちにとって絶対的な存在なのだ
「えーと…わかりました…」
要求されれば飲むしかないのだ
「その変わり、記憶を消さなくても綺麗にする術を教えるからね」
「は、はい」
そう言って主様は帰っていった
「こ、怖かった〜」
けど、主様と話すなんてそんなにないけど、できればもう来ないで欲しいな〜
この時の私は思いもしなかった、何故かこれを機に気に入られたのか結構な頻度で主様が訪問してくるのだった
( ´∀`)…ネミ




