表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
81/99

80

いろいろと見え隠れしちゃう回です

《???視点》


雨が激しいわね…


はぁ〜あの人はな〜んで、またこんなことしようとしてるのかしら…


「アイラ様準備整いました」


私の親衛隊のラズドが声を掛けてきた


「はぁ〜気分が乗らないわ〜…」


「そうおっしゃらないでください。我々も確かにそうですが…」


はっきり言って今回の侵攻は訳がわからなかった


向こうの世界の魔獣と呼ばれるものを操り、敵軍にぶつけ消耗したところを狙う、というのが大体の作戦だ


というか…


「他にもこの世界みたいなのが存在するなんてね…」


嘘だと思ったけど、あの人の元パーティーメンバーであった、魔法使いから見せられたから本当なんだろうけど…


「ようやく平和になったと思ったのに…にしても」


私はテントの隙間から見える外を見る


「…帝国兵は元気ね」


「…本当ですね」


帝国兵と呼んでいるがその実態はあの人の支配下にある直属の軍隊らしい、なんでも強化された人間だとか


「…こんなこと意味ないのに」


「早く出ましょう、怪しまれますよ」


「そうね」


私は死にたくない、でも大丈夫…私なら大丈夫…


そう言い聞かせて戦場に向かう


私は私の親衛隊と大切な人が守れればそれでいい


私が戦場に出ることでできるならそうしよう


雨はもう降っていない


大地は水を吸い、力を増す


いつものように守りきってみせる…!!


《大地と守りのアイラ》の名にかけて…!!



―――


――――――


ゴポゴポ



アルドラル王国、南、水深????メートル


《????》神殿内部


《???視点》


う〜んこの感じ


「どうやら、上は飽き始めたようだな」


私の部下のダーさんも気づいたらしい


「あらあら〜楽しみね〜」


もう1人の部下マーさんの方もそう声をあげた


「まあ、誤差の範囲か」


たしかに半年や3年誤差だね


「くくく楽しみだ…!」


ダーさん、大興奮〜


「私も楽しみよ〜」


マーさんもか〜


「いや、この前はあの蛇くれてやったんだから、俺に譲るべきじゃないか?」


「あら〜?あの程度じゃ〜楽しめないわよ〜」


お〜いつになくバチバチしてるね〜


「けど…」


「でも…」


2人がそう言いながらこちらを見た


「「それより上司のほうが楽しみのようだ」わ」


にこり


「今回は私も許可が出てる」


というか


「クルと呼んで、上司はなんかむず痒い」


ダーさんは頭を掻き、マーさんはあらあらと言って口に手を添えている


「けど、今回のメインは彼女を見ることだしね〜」


「それもそうだな」


今回の戦は、彼女がどれくらい馴染んできたかを確認するためでもある


「ま〜戦の前だあれ、やっとくか」


「そうね〜」


あれね


そう言って私を含め3人はこの部屋に置いてある、像に向かって片膝をつき頭を下げ、そして同時に口を開く


「「「我らが主様に勝利を」」」


ダーさんが口を開く


「私、《父なるダゴン》が!」


マーさんが口を開く


「私、《母なるハイドラ》が!」


そして私が口を開く


「私、《水と狂気の神クトゥルフ》が!」


そして全員で像を真っ直ぐに見る


「「「戦の時きたれり…主様に混沌と歓喜を!」」」


さて…


「ダーさん、マーさん」


2人に声をかけると2人は次の言葉を待った


「《ルルイエ》浮上を開始する」


その言葉と同時にこの場所が揺れ始める


「はは!久しぶりの戦だぁ!存分に楽しませてもらうゾ!」


「あらあら〜張り切っちゃって〜」


《ルルイエ》…私の支配下、私の庭、私の住人、私の信奉者、私の領地…


海中に沈めた時は残念に思ったけどまさか再浮上させられる時が来るとは…


「甘美なり!」



……


ルルイエは浮上す、その支配者の狂気と歓喜のこもった笑みと共に…



戦の時は近い


隠れてねえじゃねえか!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ