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最近、天気が凄いですね(語彙力✕)

ネルが驚きながら聞いてきた


「な、なんですか!いまの!?」


『えっ…魔法だけど…』


「い、いまのが魔法…?魔力の流れは見えた…発動までがはやかったような…」


どうしたんだろ?後半はなんかぶつぶついってるけど…

ニルがようやく再起動したようで短く「すごい…」といった『これどうする?』目の前の箱を指す


「どうしましょかね…とりあえず、開けてみます?」ネルが聞き、ニルも「ん、いいと思う」と賛同する


『そうしますか!』ならば、開けるしかあるまい


『ではでは、オープンセサミ〜』


「「オープンセサミ?」」


ガチャっとな…ん?なにこれ?仮面?《鑑定》!


―――――――――――――――――――――――――――

白と黒の面

説明:見た目がなかなかにあれだが、装備することで自身を認識させずらくなる。

性能:鑑定妨害 存在希薄 視覚強化


―――――――――――――――――――――――――――


まあらたしかに見た目はあれね…

この仮面、白と黒の色だけなんだけどその2つの色が渦巻くように動いてるんだよね…目ぇ回りそう…


「な、なんていうか…ちょっとアレな見た目ですね…」

ネルがちょっと引いている

「カッコいい…」

ニルの目が輝いていた…


『…いる?』「いるっ!」


無言で渡す…さっそく顔に着けている…あっ邪魔なのか側頭部に位置をずらした…

『う、嬉しそうでナニヨリダヨ…』


あっ!竜の方も回収しないとね…鎖の先をジャラジャラ伸ばし竜を囲うように1周させてから《異空間》の中に入れる。

ふう…




「さっ、さきに進みましょう…」

『そ、そうだね』

「うん」


しばらくしてふとネルが尋ねてきた

「さっきの魔法どうやったんですか?」


『えっ?どうって…なんとなく?』


「なんとなくって…魔法をなんとなくですか…」


ネルがブツブツ言っている…なんか「私でも習得に時間かかったのに…」とか「無詠唱?…いやでも…」うーん…まっいっか…


モグモグ…ん?ニルは何食べてるんだろ?


「ニル?」「ん?」

ニルが振り向くと口の周りを真っ赤にしながらなにかを頬張っていた…うん…うん?


「えっ?何食べてるの?」


「ん?ヘビの肉」


へっ?へビっ?周りをよく見ると体の一部を抉られたような傷を持ったヘビがのたうち回っていた…


「うーん、噛みごたえあって美味」


『やっ、焼かないの?』

ニルにそう言った瞬間、固まりすぐに再起動し手をポンッと叩いた

「…はっ!?その手があった」


『いや、気づくの遅くない…』


「へへへ…」


『褒めてない…』


「あの…」

ネルがようやく終わったのか話しかけてくる

『んー?』


「さっきの魔法は詠唱してないんですよね?」


『そうだねー』

するとネルは「やっぱり…」といい


「凄いですね…響子さんは…」

と遠い目をしながら言った

『鎖さん、でいいよ〜』

「そうですね…では鎖さん、今の魔法はなんですか?」


『うーん、そうだね〜…』

どう説明しようか…

『えっと…土をまず出して…』

ズッ

「はい…」この時点でなんとも言えない顔をしている

『次に圧縮』弾丸型に圧縮する

ボコッ

「????」


『これで完成!』

「はい…まあ、わかりました」

わかってくれた

「鎖さん…あなた意外と非常識ですね」


大変不服である!


―――――――――――――――――――――――――――


少し前


???視点

「うん?これは…」


「どうしました?」


ロングスカートのメイド服を着た赤髪の幼女が聞いてきた


「変だね〜何故か2()()()怠惰が生まれてるっぽいね〜…まだ、怠惰のやつ生きてると思うんだけど〜…こりゃとてつもなく強い…今までの七つの大罪よりも…」


「そんなにですか?」小首を傾けている


「ええ、本当に強いわねぇ…最近召喚された勇者達の中の5人もそれなりだけどねぇ…あっ1人だけ飛び抜けていたね〜」


机の上の資料を取りその名前を読み上げる

「西園寺瑠々ねぇ…いいじゃない…フフ」

顔がニヤけるのがわかる…あぁ…ほんと…



「可愛いわねぇ!!!」

ペチッ

「ペグッ!」


「気持ち悪いですよ」


痛い…




うううううううううう!はっ!

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