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おなか〜がいた〜い
《マーさん視点》
たわいなしとはまさにこのことね
目の前の蛇畜生が海底に沈むのを見下ろしながらそう思った
まあ、運が悪かったわねよりによって主がこちらに送られてしまったのだから、もしこれが火や土、風だったら違っただろう
にしても…
『「そこにいるんでしょう?不愉快よ」』
さっきから癪に触る奴に話しかける
「やはりぃ〜バレてましたかぁ?」
こちらをイラつかせるような喋り方で人の形をしたものが現れた
見た目は地球で言うピエロのような服装なのだが、纏う気配は正しく我々の末端に足を踏み入れている者だった
「あなたはぁ不満じゃないんですカァ?」
…
「長ぁい長ぁい年月もの間ぁ誰かの元に付き従ってぇ?あなたはあ〜んなに強いのにぃ不満じゃなぁいんですか?私にはわかりますヨォ?間違いなぁく最強に近いというのにぃ誰かに使われるのはぁ不満ですよねぇ??」
『「いちいち癪に触るわね?」』
「それはぁあなたに心当たりがあるからじゃないですカァ?」
…
……
………はぁ
『「何が言いたい?」』
「お強いお強い龍であるあなたをぉ昇華させる術があるとしたら受けますかぁ?」
『「やってみたら?」』
誤解している上に、その術は無駄だろうけど
「あれ?なぜぇ?」
『「やっぱり所詮はピエロね、あなた」』
「は?」
目の前の男から殺気が漏れ出る
『「気づかなかったの?まさか私をただの龍と思って接触してきたの?」』
ここら辺の空間を掌握する時間は十分にあった
「…いやぁ?別にだとしても勝てると思ったんです、よ!」
水の中とは思えない速度でピエロは襲いかかってきた
「あれぇ?」
しかし、ピエロの持っていたナイフは次の瞬間には大きくひしゃげただの金属の塊となった
『「武器を持っている程度の神が我々に勝てると?面白い冗談ね」』
周囲の水を操り目の前のピエロを完全に拘束する
「ひぇ、お助けぇ」
『「いや殺すわよ、けどその前に面白い話をしてあげる」』
今は頭が大量にあるので全ての頭でこいつを見る
『「あなたの間違いは2つ、1つは私が誰かに従ってることに不満を覚えていること。そんなはずないでしょう?我々はそう言う存在なのだから。」』
「え?」
唖然とした顔でそんな声を漏らした
『「次に私は確かに強いけど所詮は神々の階級の上から4番目に過ぎない。私たちより上の階級は正に原初の神の領域よ」』
目の前のピエロを笑いながら見て
『「所詮は神々の末端に漸くなったあなたたちの勝率ははなっからゼロなのよ、ゼロ」』
今度はガタガタ震え始めた
『「神々の階級で言えば下の下つまり上から12番目なのよあなたたちはね」』
『「最初はね〜私たちも見てるだけだったんだよ〜?」』
そう始めは相手が駒を置いたのでこちらも駒を置いただけだった、けど…
『「流石に〜私たちの領域にまで手を出したのはまずかったね〜」』
だからあの蛇は殺した
『「つまり〜」』
水圧を強める
「た、たすk」
グシャッ
『「喧嘩を売ってきたのはそちら。我々に止まる理由はないのよ」』
さて、やることもやりましたし早く帰りましょうか〜
《???視点》
ば、化け物すぎる!!
なんとかギリギリで回避することには成功したが、片腕が持ってかれた
くそっ!引き込みは失敗か…!!
さっさと戻るとしよう
!?
視線を感じ振り返るが誰もいない
いや、何を焦っているんだ俺は…
俺の能力の《空間跳躍》それを追跡なんてできるはずがないだろうに…
クソ…早く報告をするか…
ふおぉ!?ぬおぉ!?




