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なるべく誤字はないようにしています(無いとは一言も言ってない)
《トヨ視点》
例の会議室に全員集めてとある説明をしていた、それは…
「ダンジョンの仕様…ですか…」
「ええ、そうです」
顎に手をやりながらそう呟いたアーサーにそう答える
「簡単だな…まず、機械類が使えないのと、それとステータスの概念を追加すると…」
話を聞いてゼウスがそう言った
「ええ、ですが機械類は例外があります」
そう言いながら腰くらいの高さがある石柱を取り出す
「…それは?」
「これは簡単に言えばステータスを表示したりするものです。ですが、これにはもう一つ機能がございます」
そう言いながらスマホを虚空から取り出して
「これをここに翳せばその本人のステータスが表示できるようになります」
そう言いながら見せるスマホ画面にはこう表示されている
――――――――――――――――――――――――――――
名前:トヨ
Lv.error
称号:メイド
スキル:家事Lv.10
――――――――――――――――――――――――――――
とこのようになっている
するとそのステータスを見て殆どの人物が
そんなわけねえだろ、みたいな顔になってしまった
「まあ、このように表示できます」
そんなことはスルーしますがね
「…メイド」
誰かがポツリと呟いた
「ええ、どこからどう見てもメイドでしょう」
そう言うとある者は苦虫を噛み締めたような顔、ある者は興味深そうに見てくる、そしてある者たちは少し驚いたような顔にまたある者たちはなんら顔を変えなかった
「質問いいですか?」
スペードが控えめに手を挙げながらそう言った
「どうぞ」
「今まで使ってきたもの…例えば」
シュ
不可視で飛んできたものを一気に掴んで手繰り寄せる
「その丈夫な糸とか…」
「なるほど…特殊加工の糸ですか…」
これくらいなら話してもいいだろう
「使えますよ、もしろこれよりもさらに強化もできるでしょう」
そう言って、糸を手放す
そうするとスペードは糸を素早く仕舞った
「それに魔力がようやく戻るのです、昔迫害された人たちも大手を振って出れるでしょう」
「…そうかな?」
そう疑問を口にするマーリン
「ええ、間違いなく」
なんの疑いもなく私はそう言う
「…随分とはっきり言い切りますね…」
「それはそうですよ、だって…」
「私がそう言っているのですから」
笑いながらそう言う
「そうか…」
そう呟くと、マーリンは何か納得したような顔をして目をつぶって何かを考え始めた
「では、よろしいですね?ダンジョンに関しては以上です。魔力に関してはそこにスペシャリストがいるのでそちらを頼ってください」
魔力の説明をマーリンに押し付けながら部屋を後にする
バタン
そうして廊下をしばらく歩くと後ろからドアの開く音がした
振り返るとそこには西園寺康次郎が立っていた
「…なんですか?」
用件を聞いてみる
「…なぜ娘と父を使ったんです?」
そう聞いてきた
「理由は簡単でしょう?あの方に私並み近い彼女とそして同じように近いあの爺さんですからね。それに…」
「それに?」
「強いでしょう?彼女たち」
「それはそうだが…」
「だから響子さんのやる気を出させるために妹も送ったんですから」
「そう言うことか…」
少し彼の顔が揺らぐ
「心配ですか?」
「当たり前だろう」
「大丈夫ですよ…なんてったって人は愚かな行為には気付きづらいんですから…」
「…?」
よくわかってなさそうですね…
「あのゴミ共は、喧嘩を売ったんですよ?他でもない私でさえ勝率が零に近いあの方に、ね。それにあの方は負けを嫌いますしね」
そう言うと納得したらしく
「あなた様でも勝てない相手とは…相当な人らしいですね…ですが、私たちのすることは変わりませんよ」
そう言って康次郎は片膝を立て、頭を下げる
「私たち西園寺家は、あなたたちを裏切ることは決してない」
その頭を下げている康次郎に対して微笑みながら
「そうですね。信頼してますよ」
そう言い、歩を進める
そうして、完全に離れた位置まで来たのを確認してから
「さて、楽しくなりそうです」
自身の身体から出てきた泡に映るものを呟く
その泡には鎖を大量に放ち相手の親玉を追い詰める人物の姿があった
ところで、新年早々にガチャ爆死なんだが…




