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僕と一緒にガチャをしようよ!
あれから薬草を取りに王都の外へ出たのだが…
「…」
「…」
なんなんだ?この狼?
めちゃくちゃにでかい…それこそ王都を囲う壁よりも大きい銀毛の狼なのだ
「お主…」
「おん?」
「ネルとニルという名に聞き覚えは?」
えーと…
「聞き覚えっていうか…そこにいるけど?」
そう言って指をさした
「???なんなのだ…?あの妙に気持ち悪いデザインの仮面は…」
あーニルの付けてる仮面の事か…
このでかい狼、身体のところどころに氷が付いているが見たところ彼自身の身体から出たもののようだ…しかし、冷気を感じない…
「名を名乗ろう…わしは神狼種の元長、フェーバルだ」
「あ、ご丁寧にどうも、私は西園寺響子です。響子でも、鎖さんのどちらで呼んでもいいですよ」
「なるほど…響子殿、わしはそこにおるネルとニルの祖父だ」
「えっ?」
2人の方を思わず見る
「???」
「どうしました?」
なにやらわちゃわちゃしていた2人が私の視線に気付きこちらを見つめ返してきた
「なるほど〜…」
「ところで響子殿」
「はい、どうしm…」
ドガッ
「なにするんですか?」
2人の祖父…フェーバルだっけか?が前脚で潰そうとしてきた
まあ、しっかりと受け止めますけど
「お主…何者だ?」
「言ったじゃないですか、鎖さんもしくは響子、と」
「そうではない、お主から感じる気配あまりにもおかしすぎる。それは例の3体とよく似た気配だ」
「はあ?」
例の3体?ああ、例の魔獣王たちのことか…
「知らないよ…いや、たぶんなにかはわかるけどそれは教えられない」
「なぜだ?」
「そういうルールだから…」
フェーバルの前脚を力で弾き返し後ろに飛び着地する
「つまり私はなにも喋れない」
「ルール…か…」
そう呟くとフェーバルを覆っていた殺気がなくなっていく
「わしもルールに縛られる身…ならば仕方あるまい…」
そう言って大人しくなった
彼が大人しくなったのを見てニルネルが駆け寄ってきた
「お祖父様お久しぶりです!」
「じいちゃん、おひさ」
そして、彼から少し距離のあるところで挨拶した
「???なんで距離取ってんの?」
そう聞くとすぐに答えがでた
「お祖父様が狼の姿の時は周りがすごく寒いんです。それも生物が簡単に氷漬けになるくらいには…」
「へぇ〜」
そんなに寒かったのか〜…でも、まだぬるいね〜
てゆうかなんで少しウズウズしてるんだろう…
「…」
無言で身体を光らせながら縮んでいく
そして光が収まるとそこには私と同じくらいの眼光の鋭い男がいた見た目はニル、ネルに似た銀髪に金色の瞳をしていた
「…」
そして、無言でニル、ネルの方向に腕を開いている
そして、それを見て勢いよく2人が突っ込みフェーバルと共にすごい勢いで後方へ飛んでいた…
ドゴォッ…
えぇ…大丈夫なのか…あれ
やるのです…(ガチャを)




