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まだだ…まだ終わらんよ…!
「なんでこうなった…」
私は頭を抱えながら目の前の光景を見る
「ハッハッハッ!どうした!?もう終わりか!?」
そう、笑い声を上げている爺の周りには大量の倒れた人がいた。
「ん〜大丈夫〜?」
「ニル!?突っつかないでこっちに運んで!?」
「わ〜い〜」
「シー!?」
ニルが倒れている人を突いているのをネルが注意し、シーが腕組みをして立っていた大男の頭の上に乗ろうとしていた
「…」
大男が無言でこちらを見てくる
「…なんかすいませんでした…」
時は少し遡る
カドルさんの案内で総合ギルドに案内され受付でカードの発行を行なった
「こちらの方々の発行ですね、少々お待ちください」
しばらくして受付の女性、大きめの冊子を持って戻ってきた
「ではこちらに指を置いてください」
そう言ってギルドカードに刻印してあるマークを指差した
「ほい」
指を押し付けるとカードが少し光り文字が刻まれた
「ほお、不思議なもんだのう…」
爺がそう言葉をもらした
「ああ、そうです。一応皆さんに聞かないといけないことがあるんですよ。」
女性が何かを思い出しそう声を上げた
「あなた方の種族は?」
そう聞かれたので答えるとしよう
「鎖です」
「大狸じゃ」
「九尾じゃよ」
「「神狼」」
「くらげ〜」(ふよふよ)
ピシッ
そんな音がなりそうなくらい綺麗に女性は固まった
プルプルと震えながら手に持っていた冊子を閉じた
「と、登録できましたのですが…用途の方は…」
「用途?」
そう聞き返すと答えてくれた
「はい、ただの身分証ですか?それとも別の用途ございますか?」
「ん〜冒険者もこれかな?」
「冒険者ですか、ではこちらを出てすぐ右手に冒険者ギルドがございますのでそのカードを提示してください。そうしたら、色々な手続きを省けますので」
「なるほど〜」
「わしゃわしゃ〜」
話を聞いて頷いておく…いつの間にか頭に乗ったシーをそのままに…
「…」
「ん〜?」
こちらの顔を覗き込む逆さまのシーと目が合う…
「んじゃ、いくか〜」
「〜♪」
どいてもらおうかと思ったけど…まあいっか!
「おお!源三郎よ!わしも!」
「コンよ…お主何歳なのだ?」
ボゴッ!
「ぐふ…!いい…パンチ…じゃ…」
ドシャ
「女性には年齢を聞くな、と教わらなかったのか?」
うわぁ…結構本気で殴ったなあれは…
《???視点》
グルゥ…
少し前から感じるこの気配は…あの双子のものか?
数百年前から行方知らずだったが…今にしてなぜ…?
それにこの気配…なにか混じっている…?
しかも…この混じっている方の気配は最近現れた三体に似ている…何者だ…?
わからん……ならば確認するか…それに…
ビキッバキッ
その瞬間、その凍土にある大きな氷塊から激しい音が鳴り響きそして…
バギャッ!!ガシャンッ!!
その氷塊は砕け散った、覆っていた雪などが舞い上がりあたりが白く染まる
そしてそれは舞い上がった雪から音もなく姿を見せた
「孫にも会いたいしな」
そうしてそれ…巨大な狼は静かに移動を開始した
うわぁ!?(爆死)




