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うっぷ…
久しぶりにゲームで酔いました…
例のものを持って戻って参りました
すると戻ってきたことに気付いたニルがこっちによってくる
ヒシッ
そして抱きつこうとしたら、逆に抱きつかれた
「それで?何を持ってきたんじゃ?」
爺が抱えているスイを撫でながら聞いてきた
「これ〜」
そう言って手に持っていたものを掲げる
「ぬ?羅針盤…?針が二つあるようじゃが…?」
『お、それは探索の羅針盤かの?』
爺は知らなかったようだが、普通の狐程度の大きさになっているスイは知っていたらしい
「その通り!」
「スイ知っておるのか?」
『うむ。あれは手に乗せて念じることでその者が求めるものへと誘う羅針盤じゃ!』
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名称:探索の羅針盤
効果
この羅針盤を手のひらの上に乗せ、念じることで探し物を示す。二つの針のうち長い針が探し物を指し、短い針が方角を示す。念じるもののイメージがハッキリとしているほどより正確な位置を示す。更に中級以上の魔石を使うことで距離も示す。魔石は高位になればなるほど効果が高い。
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こんな感じのものである
「狩りの途中でみつけてさ、なかなかに便利だよね〜」
「…あの…それ見つけてから使えばよかったんじゃ…」
おっとネルが気付いてはいけないことに気づいてしまった。
「まあ…忘れてたんだよ…」
いや、ただの羅針盤だと思ったんだよね…
「さてと、このダンジョンから出るとしますか!」
「そうじゃな」
『のう…ダンジョンとの繋がりは…?』
「カッカッ、さっきついでに切った!」
『ぬっ!?』
さっきの素振りの時についでに切ってたもんね…
「で、どうやって通るの?」
疑問を口にするとネルが答えた
「魔力を通すんですよ」
「なるほどね〜」
ジャラッジャラッ!
転移門に鎖を伸ばし、鎖から魔力を流す
「おーすごーい!」
抱きついていたニルが鎖を見て目を輝かせている
魔力を流すと転移門全体が光り始め扉に当たる部分に渦ができる
「さて、外の世界に出発!」
そお言いながら転移門をみんなでくぐる
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《アザミ視点》
「いやーいい顔見れたね〜!」
満足満足!
「主様」
後ろから声がかかったので振り返るとトヨがいた
「ん?ああ!ごめんね?なんも言わずに離れちゃって〜」
トヨ…まあ、あだ名みたいなものなんだけど、白に近い金色の髪を肩で揃えて、こっちを見る鋭い目は銀色をしている。しかし、その顔は能面のように無表情である。あの身体だと身長は高く、確か2m近くくらいとか言ってたっけ?
「いえ、主様の行動には特に文句は…」
と、控えめな感じで言ってその後「そう言えば、あのゴミ共の処理はどうしますか?」と聞いてきた。
「ん、んー?まあ、ゴミ共は人類への試練って事で。準備期間は3年。招集もかけたしね〜」
「3年…ですか?」
「そそ、私が待てるのがそれくらいかな〜」
「はあ、あのゴミ共は都合のいいことしか見えないですし、主様の障壁を自力で突破したと思うでしょうね…」
「はは!馬鹿だよね〜。」
いやほんと
「何に挑んでるかさえ気づいてないのに…ククッ」
顔が笑っているのを感じながら天井を見上げる。
「ところで、彼女に施したことが彼女の祖父にはバレそうですが…」
「ん〜?まあ、たしかにあからさまだもんね。でも、気づいたところで何も出来ないでしょ。」
さてと…この広い広い神殿に響きわたる2つの音色を聞きながら3年という短い時が過ぎるのを楽しみに待とうじゃないか…
「まあ…安心しなよ、人類。そう簡単に私のおもちゃである君たちを壊させるはずないじゃないか…負けてもあのゴミ共を処理するのが私自身になルだけだしネ…ククッ楽しみだ…」
「主様、少し出てます」
「おっと…まあ、そういうわけだから少し寝るわ。」
そう言いながら奥の寝床に向かう
まあ…せいぜい私のひと時のひまつぶしにはなってくれよ…?
ゴミ共…
静かになった空間、二つの音色も奥に移動したのだろう、そう確信し奥の方へ頭を下げながら
「おやすみなさいませ…我らが王よ…」
と静かに言う
なぜだァ!?何故!?(ガチャ爆死)




