1章 3話 早速。。
1章 3話 早速。。
らんと紹介を受けた女性、、
年齢は20代中頃だろうか、、髪はセミロングで少し茶髪。
だけど、そこまで茶色くない。
スタイルも良く、いわゆるお姉さん系。
しかし、、
なんと整った顔。。女優さんみたいだ。
美人所長に紹介を受けた後、らんは一言も話さず部屋から出て行った。
愛想がない。。
まあ、美人によくある性格はキツ目ってやつか。。
美人所長は席に戻ると、私にこう提案した。
「石川君、提携したいって話し、のんでもいいわ。だけどあなたがどこまでできるのか正直分からない。そこで今度はこちらから提案なんだけど、」
美人社長は私を見ながら、意外な提案をした。
「さっきのらんと組んで内でアルバイトしない?」
アルバイト??
まあ、確かにそうか。。
こんな素人の私に提携なんていきなり無理だ。
しかも、さっきのらんと組んで、、か、、。
美人と組めるのは望む所だが、さっきの愛想のなさは、、
しかし、私に選択の余地はない。
「アルバイト、、いいですよ。。そこで認めてくれれば提携してくれるって事でいですよね?」
私は探偵をやるには提携にこだわっていた。
なぜならば、横の繋がりがあった方が顔を売るには早いからだ。
私は自分が素人、、という事をわきまえていた。
美人所長はあなたを認めたら提携しましょう。と言ってアルバイトの内容を話し出した。
「この案件、、男の人がいた方が何かとスムーズだから。
実は、ある男性の会話を盗聴してほしいのだけど、」
盗聴、、、
おーーー、、探偵らしいやんか!
私は少しワクワクしてきた。
「不倫の盗聴、、ラブホテルや旅行先での会話。。完全なる証拠とお金を貢いでいるのか、、それを突き止めるのが今回の仕事。ラブホなんて女一人では怪しまれるからね。」
不倫、、、の盗聴。。。
「やっぱり、探偵の仕事は不倫調査が多いのですか?」
「まあ、依頼の90%はそうね。なに?少しがっかりした?」
「90%か、、まあ逆に考えれば10%は違う依頼はくるって事ですね。いいでしょう。引き受けます。」
「あなたも見方を逆から見れるんだ。探偵の資質としては合格よ。」
私は、もう一つ提携を組みたかった理由がある。
この探偵に付き物の仕事、、浮気調査。
これが嫌なのだ。
この依頼がきたら、さっさと違う所に仕事を回して、マージンだけもらえればいい。
私がやりたい探偵は、こんなんじゃない。。
「では、早速、、」
美人所長は部屋のドアを開け、大きい声で呼んだ。
「らん!らん!ちょっと例の資料持ってこっちに来て」
そして、返事のないままらんがファイルを片手に部屋に入ってきた。
相変わらず無口のままだ。
「担当はらんだから、らんから説明させるわ。私は少し電話をかけなければいけないから、よく内容を把握してね。」
そう言って、美人所長は部屋を出て行った。
静まり帰る密室。
らんは私の目の前に座り、持ってきた資料を机の上に置いた。
この密室に超美人の女と二人っきり。。
、、、、、、、
何も話さない。。
「あの、、、なんかなり行きで少しこちらのお仕事を手伝う事になったので、、」
らんは私をジーーと見た。
おっ、何か話すのか?
しかし、、、
すぐ目を伏せて資料を見だした。
「あの、、所長さんから、あなた、、らんさんと一緒に仕事をしてくれって、、」
らんは、今度は資料から目を離さない。
私の事を無視しながら、資料を読んでいた。
はあ、、どんな会社でも社会不適合者っているよな。
コミュニケーションが取れないなら、どこか無人島で一人で暮らせばいいのに、、、
私も結構性格は悪い。。
私は会話を諦めて、両腕を頭の後ろに回し天井を見上げた。
あーあ、、なんか嫌な仕事、、、
「要は、、、」
ん??
らんが資料を見ながら、語り出した。
「要は私とラブホ行って、旅行に行くってことね。」
ん??
「じゃあ、携帯。」
ん??
らんは資料を閉じ、おもむろに自分の携帯を取り出した。
「番号。教えて。」
ん?あ、ああ。。
私は番号を教えた。
「あなたからかけてくる必要はないわ。何か動きがあったら、私から連絡する。それまで24時間待機。」
そう言って、らんは資料を置いて部屋から出て言った。
無口。。そう無口な女って思っておこう。
私は、その資料を読んだ。
美人所長の言う通り、依頼主は女性、、まあ嫁で、夫の不倫現場、その会話、そして、お金を貢いでいるのか?
それを突き止めるのが仕事だ。
ちょうど3日後、1泊2日で出張に行く。それが怪しくそのタイミングで依頼をして来た。
そして、今日は仕事で遅くなり晩御飯はいらないと、言っていたらしい。
期日は、本日から一週間だった。