表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天色のなみだ  作者: 夏目はるの
70/70

最終話

人間は脆い。


自分が傷ついている事にも気付かずに、

大丈夫、まだ大丈夫だと必死に進み続ける。


自分の限界も分からないから、

誰かに助けを求める方法もしらないから、

笑顔で自分を上塗りする。


ああ、自分は傷ついていたんだ。

ああ、自分は疲れていたんだ。


そう気付く時は、

何か大切なものを失った後だろう。




人間は弱い。


自分を守る為に他の何かを傷つける。

感情を制御する術が分からずに、

大切なものを見失ってしまう。


自分の事は自分が一番分かっている。

だからこそ一番向き合うべきなのは自分だ。


自分に嘘をついて、そう思い込んで、

大切なものを無くすまで、きっと本心には気づけない。




でも。

でも、それでも。


人間は強い。


大丈夫だと自分を励ますことができる。

自分を犠牲にして何かを守る事が出来る。


誰かに、生きる勇気を与える事が出来る。





「また悲しいニュースが入ってきました。

先月、いじめが発覚した中学校の屋上から、女子生徒が飛び降り〜〜」


流れてくるニュースを聞きながら、

部屋の窓を開けた。



人は脆くて、弱い。

けど、そんな人を守る事が出来るのなら。


きっと君は、何よりも強いんだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ