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天色のなみだ  作者: 夏目はるの
39/70

第39話

そんな勉強会を経て流石に焦りを感じたのか、

要も千里も真剣に勉強に取り組み始めた。

…といっても3日間だけだけど。


もちろん私も気は抜けないので、

要の面倒もみつつ自分の学習に励む。


ちなみにテスト期間中の家事は鈴香さん達が気を利かせてお休みさせてくれた。




…そんな甲斐もあってか。


テスト返却日。


まずまずの自分のテストの出来に一息ついて、

後ろの席の千里を振り返る、と。


「あら奈月さんテストの結果はどうでして?」

「何キャラだよそれ。」


振り向くのを待ってました、とばかりに得意げな顔の千里。


…なんかむかつく。


「これみてくださいよ。これ。平均点も超えちゃってますよははは!」

「はいはいよかったね。」

「まあこれが?これが私の実力ってやつ?」

「…。」


うざかったから一発デコピンを食らわせといた。割と強めに。


痛っ、奈月容赦なさすぎ!!とおでこを押さえて騒ぐ千里をスルー。


要はどうだったんだろう、と気になって携帯を開けば、新着メールが一件。


差出人は要で。




【無事赤点回避!

俺の実力にかかればこんなもんよ!】



…こいつも後でデコピンだな。






その日の帰り道、要にはきちんとデコピンをお見舞いした。


それでもやっぱり赤点の危機を免れた事に安心して、

ちゃんとみんなで進級できることが嬉しくて。


一人でにやけていたら皆に頭を心配されしまった。やばいやばい。


これでしばらくは安心だ、

何も心配する事はない。



そう思っていたのだけれど。



そんな嬉しさは、

一瞬にして吹き飛んでしまった。

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