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天色のなみだ  作者: 夏目はるの
27/70

第27話

後日、由香ちゃんと横山くんは無事仲直りした。


といってもそれは誕生日よりも前の話で、

横山くんから由香ちゃんに連絡をしたそうだ。


どんな話をしたのか私には分からないけど、

でも由香ちゃんはもう大丈夫、ととびきりの笑顔で言ってくれたし、

誕生日の日を境に可愛い腕時計をつけてくるようになったから、

上手くいったんだろうな、と一安心した。



・・ちなみに、要の誕生日は。


「・・おお、凄い。」

「どうですか、奈月シェフ腕を振るいました。」


これでもか、というくらい要の好物を食卓に並べた。

我ながら頑張ったと思う。

うん、私よくやった、拍手。


・・まあ、つまりは。


「これが私からの誕プレってやつですね。」

「・・絶対俺の誕生日忘れてただろ。」

「・・・・ソンナコトナイヨ。」


要さん、大正解です。


「なっちゃん、取り皿って出してある?」

「あ、まだです!」

「おっけー!ちょっと、用意手伝いなさいよね。」

「はいはい。」

「今日休んでていいのは要くんだけなんだから!」


鈴香さんに怒られて拓海さんが

食器をとりに棚へと向かう。


拓海さんが素直に従っているのが面白くて笑っていれば、

要にきもい、と一蹴された。

・・きもいはひどいよ要くん。


でも私は知っている。

要の使っているコップのデザインが今日から変わった事を。


微笑ましくてニヤけてしまえば、

奈月大丈夫?と今度は本気の心配をされてしまった。



まあ、何はともあれ。


「要、誕生日おめでとう。」

「・・ありがとう。」


要が少し照れたように下を向くから、

なんだか私も照れ臭くなってまた笑ってしまった。

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