1日目
第二話です。主人公が本格的に目を覚ましました!
話はあまり進みませんが、温かい目で見ていただけると幸いです。
よろしくお願いします。
暗闇の中で一筋の光と人の影が見える。
「○○さん、ありがとうございました。僕は、あなたのおかげで…」
目を覚ますと、俺はベットの上にいた。隣では母と父が泣きながら俺の手を握っていた。
俺が目を覚ましたこと自体「奇跡のようなもの」と先生が話していたが、二人とも顔をグシャグシャにして、母に至っては目の下の隈が目立つほど泣いていたためそれどころではなかった。
俺は一人っ子だったこともあって二人にはとてもかわいがられて育ってきたのだと思う。思い起こしても不自由な思いをしたこともなく、俺がしたいことは何でもやらせてもらえた。
だが、いつからか二人の過保護ぶりに飽き飽きしていたこともあり、仕事を始めるにあたり、一人暮らしを始めた。初めは誰からも邪魔されず。何でもでき、すべてのことから解放されたかのような気分だった。一週間ほどするとそのようなことはなく、寂しさと親がいたことのありがたさを味わった。
そして今、このような状況になっていることに本当に申し訳ないと思うと同時に両親の顔をまた見られるうれしさとが混ざり合っていた。
ひとしきり泣いた後に「先生と話してくるわね」と両親二人が部屋を後にした。
男「いや~いい両親ですね~感動しますね~」
当然のように俺の隣で話している、神を名乗る男はゆったりとした口調でつぶやく。
ずっと隣にいたが両親二人には男の姿は見えていないようだった。
俺「…目を覚ましたらいないんじゃないかと思ったけどやっぱいるんだよな…」
男「そんなこと言って~、いなかったら寂しいくせに~」
俺「うぜー、寂しくねーよ。」
だがこの男がいなかったら俺は死んでいて二度と両親の顔を見ることもできなかっただろう。そのことに関しては感謝しなければならない。
男「それでは、目も覚ましたことですし早速後悔したことやりますか~」
そうなのだ。この男から一週間という時間をもらったのも死ぬ前に後悔したことをやりたいと思ったからだ。だが、急に後悔したことと言われても出てこない。
男「一週間ですからね~時間は有限ですよ~」
俺「そんなことはわかってるよ。そうだな…」
死ぬ前はやりたいことがあったのにいざとなると出て来ない。
男「じゃあ、リストみたいなのを作ったらどうですか?後悔したことリスト的な?」
俺「後悔したことリストって…。まぁ、悪くはないか。一度整理する意味もあるしな。」
こうして俺は、やり残してこと、後悔したことをテーブルにあった紙に書いていった。俺が書いている間、男は静かに窓を通して外を眺めていた。
ご覧いただきありがとうございます。
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これからも頑張っていきます。
では!!