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転生‼ 今は何時代ですか?

1月誕生は想像です。翌年の3月に弟が生まれているので1月とさせていただきました。

 天文18年1月、伊達氏の新たな居城となった米沢城で一人の男の子が生まれた。


「おお、元気な男の子じゃ、でかしたぞ」


 男の子の父親であり前年に6年に及ぶ父との内乱を終わらせた伊達家の当主伊達晴宗が正室であり岩城重隆の娘である久保姫にねぎらいの言葉をかける。


「ありがとうございます。ところでお館様、この子の名はなんと」

「うむ、わしらにとって6人目の子供じゃからの六郎としよう」


 政略結婚があたりまえだったこの時代には珍しくこの夫婦は仲がよくすでに5人の子供が生まれている。

 最終的に晴宗は正室久保姫とのあいだに6男5女、11人の子供ができているのである。


 ちなみにこの夫婦だが、晴宗が久保姫の美貌にほれ込み、伊達氏が岩城氏と戦をしてまで嫁にむかえたのである。


(父との争いでわが伊達家の力は衰えている。父と同じ手法にはなるがこの子らを他家に送り婚姻関係を結ぶことで勢力を回復していかなければならんな)


 晴宗の父、伊達稙宗は自身の子女を他の大名家に送り込むことで勢力を拡大し、陸奥守護となり近隣の最上、大崎、葛西、相馬、蘆名ら諸家を従属させた。

 そして有名な『塵芥集』などの分国法をつくり領内の支配を確実なものにしていった。


 そんななかで稙宗は婿の相馬顕胤を気に入り、伊達氏が奪った相馬旧領を返還しようとした。これに晴宗は反対し対立することになった。

 さらに稙宗は婚姻政策の一環として3男の時宗丸を越後上杉氏の養子として100人の精強な家臣をつけて送り込もうとした。しかし、晴宗はこれに反対しついに父を押し込めることとなった。


 しかし、稙宗は小梁川宗朝によって救出され、相馬などの諸大名に救援を求め、東北の大名家が稙宗方、晴宗方に分かれて争うという御家騒動となってしまった。


 最終的に、東北の諸大名や足利将軍からの仲介により稙宗が隠居することで乱は終わったが、最上家や蘆名家は勢力を拡大し伊達家から独立することとなり、さらに自身についた重臣の影響力も大きくなるなど乱によって伊達家の勢力は縮小することになってしまっていた。









 俺はどうやら今はやりの転生ってやつをしてしまったらしい。

 目を覚ますと布団で母の隣で寝ていたのだ。

 しかし、この世界はどんな世界なんだろう。魔法とかがある世界かってわくわくしていたがよくよく見ると和服をきてるし畳のある部屋のようだ。ということは過去に転生ってタイプかな。

 しかもどうやら、俺は結構身分のたかい人物の息子のようだ。


 やったね。これは内政チートとかできそうだ。いったいいつの時代なのかは知らんが戦国時代だったらうれしいな。

 信長とか秀吉みたいな有名人に会えるかもしれない。

 あいにく歴史に詳しいわけじゃないけれど誰が天下をとったかとかはわかる。

 とりあえず信長か秀吉、家康と仲良くなっておけばいいし、最悪家来になっても構わない。まあ家康はあんまり好きじゃないけど。

 どうせ戦国大名なんて絶対王政の独裁者のようなもんだろ。俺が右といったら右、信長と仲良くするっていったら仲良くする。それがまかりとおる時代だ。

 それなら天下をとるとか大きいこと言わないで信長、秀吉、家康と順番に仲良くなって、大名に取り立ててもらおう。


 どの馬が勝つか分かった状態でかける競馬のようなもんだな。まあ競馬やったことないが。


 内政チートものよんで無駄な知識はあるから少しでも生活をよくするために活動して、有名人と仲良くなるそれが目標だな。


 ぜひ戦国時代であってくれ。

読んでいただきありがとうございます。

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