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突然魔王に召喚されたようです

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・

・・・・

・・

空白だった 何もない  死んだのかも自覚しない一瞬での出来事であった。


死に方を思い出してみる。 うろ覚えではあるが電気伝導に関わる速度は電界変化の伝わる速さとは別物であるからここでは面倒なことは考えない。

電気の伝わる速さは正に光速つまり30万キロメータ/秒

に貫かれて死んだのだ。

死に方としてはとても面白いものだと思う。 

痛みは感じなかった

衝撃はすごい気がしたのだが気づけば意識は無かった 真っ白であった。


それから少し経って声がした・・・・・


「私達の身許においでなさい」


とても柔らかな透き通った声が聞こえる。

すると背後からも声がする。


「我の元に来るといい」


こちらの声はどこか力のこもった魅力的な声だった。

柔らかな声がした方はとても綺麗でいて神聖さを感じる空間が

背後には黒々としてはいるが汚く感じることもない。

黒の中に青や紫 様々な色が力が内包されているのを感じる空間が

それぞれ広がっていた。


俺はどちらかを選べるようだ。 本来であれば光を感じる方に行くのが

道理だろう。 生物的にも人間の心情的にも

でも死んだのだ 人間である俺は死んだのだ。

だから迷わず背後の空間に沈んでいった・・・・・

・・・・・・・


そこは深い深い闇であった。 そして沈んでいく最中


「あなたはそちらを選ばれたのですね。 それもまたあなたなのでしょう。

後悔はなさいませんか?今なら救い上げることも・・・・」


「必要ありません。 自分で選んだことなので。」


「そうですか。 では私からあなたにささやかながら祝福を・・・・」


の声を聞いて意識は途切れる。


そして意識は戻る 


「頭をあげなさい!」


「・・・・・・・・・

・・・・・・・」


頭上から声が聞こえる。 足元には赤い絨毯のようなカーペットのようなものが

敷かれている。

言われたとおり頭を上げることにした。

そこには少女が立っていた。 しかし普通の少女とは明らかに異なっていた。

まず体型は少女そのものである しかし今までに見たことがないほど

整った顔をしていた。 燃えるような赤い灼眼に光を受けきらびやかに光り輝く

金色の髪 薔薇のようなうつくしい頬に思わず目を奪われてしまう唇

そして一番の違和感は頭のちょうど耳より少し高い位置にある巻角

羊種で言う所のアモン角であった。

ここで思うことは唯一つ 自分がどういう状況に置かれているのか?

一つだけ理解できる。

それは自分がモンスター娘の前にいるということだ。

これ程に嬉しいことはない 今自分の眼前に理想が奇跡がある・・


半ば放心状態で立ち尽くしていると鈴の音のようでいてどこか力を感じる

声が聞こえる。


「ようこそ 我が魔王城へ 勇者。」


勇者・・・・今目の前の少女は自分のことを勇者と言わなかっただろうか

いや言ったはずだ。 一般に言う勇者であれば初めに王から魔王を倒せなり

なんなり言われて旅立ち仲間を伴って魔王を討伐するだろう。

それが今、目の前に突然魔王がいる。

最初から詰みのような状況であった。


だからといってこちらは一度死んでいるのだ 臆することもない

平然とこう言い放った。

「こんにちわ 可憐なお嬢さん。」


プククッ クハハハハハ アハハハハハハハハハハハハ

目の前の少女が大笑いしている

何かおかしなことを言っただろうか? いや何もおかしいことはないだろう。ただ思ったことを言っただけだ。


「お前、召喚されて間もないのに目の前に魔王がいて絶望に打ちひしがれて

泣き叫ぶと踏んでいたのに、「こんにちわ 可憐なお嬢さん」とは恐れいった。

ところで、勇者お前に世界を半分やるから私の元につかないか?」


「世界を半分ですか?いらないですね。」


目の前にいるのは魔王であるのは雰囲気で分かったので敬語で話すことにした。

ちょっとしんどい。


「ほう では何か望みはあるか? 私の下に付くのなら一つだけならなんでも叶えてやる。」


「一つ聞きたいことが。もしこの誘いを断りあなたの下に付かず敵対するといった場合は?」


「すぐに殺す。」


「そうですか。この誘いを断るつもりはありません。一つだけなんでも望みを叶えてくれるそうですが、現在欲しいものはありません。保留といった形で」


「ふむ 分かった。お前は私の下につくのだな?」


「はい。 申し遅れましたが私の名前は花園 研人 どうぞよろしく」


「ケントか よろしく頼むぞ 我が名は 悪魔73柱が一人 ブラッディ=トリンフ=ミシャンドラだ ミーシャとでも呼ぶが良い それと敬語は不要である

気楽に話せ。」


「そうかミーシャ これからよろしくな。」


こうして魔王による召喚儀式は終了したのであった。 

当方プロットを読みなおした所過去と現在の自分の考え方が変わっており

一部理解できない点と矛盾が発生しておりましたので

色々と弄り直してしまい、提供したかった楽しいお話が書けなくなっている場合がございますのでご了承頂きたく思います。

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