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ふたり。  作者: キイチ
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興味がない。


あたしが進藤先生に興味がないのと同じことか。それから両親のあたしへの感情も。


物心ついた日からあたしはいつだって一人だった。別に友達がいなかったわけじゃなかったけれどなんだか上手く心には入り込めないというか、上手く人になじめない。


人付合いが下手だといったらそれまでだけど、両親と付き合うのが下手っていうのは人付合いがどうとかそんな次元の話じゃないと思う。



いっそのこと完璧な独りになりきれれば一番いいのかもしれないけれど独りになりきれるほど強くはないし。



「ちょっと充、話聞いてる?」

「ごめん、聞いてなかった。なに?」

「放課後、みんなでカラオケ行くって話。あんたもいく?」

「あー…やめとく。また合コンでしょ?」

「まぁ。…充さ、彼氏とかほしいと思わないの?」

「思わなくもないけど苦手なんだよね、合コンみたいなの」

「まぁこっちとしてはラッキーなんだけどさ」



じゃあね、なんてありきたりの言葉を選んで教室を出た。このまままっすぐ帰ってもいつもみたいに眠るだけなんだ。そう思ったらなんだか真っすぐ帰るのが酷くつまらなく思えて、片桐先生がいるはずの生物室を覗いて帰ることにした。


あわよくば煙草を吸う瞬間を拝めれば、



「志堂寺さん?桐島先生なら用事があるからって帰ったけど」

「…南先生」「用事があるなら明日出直したほうがいいわね」

「あ、はい」


なんだ。もう帰っちゃったんだ。だったら学校に残る意味もない。足早に学校を出て少しだけ寄り道して帰ることにした。

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