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19話 もう一度会えたら

目を開けると俺は台所で包丁を握っていた。


全ては夢だった?


いや、左手の薬指にステンレスの指輪がある。

あほ女神にいきなり元の世界に転移されてしまった。


俺の親は異世界者だったのか。

捨てられたわけじゃなくてよかった。


ミファに会いたい。

どうすれば会えるだろう。

多分、ミファの容姿から言って日本人じゃないだろうな。


何か会える確率の上がる方法はないか?

思い出せ!


そうだ。


「元の世界では結婚したら新婚旅行をする人が多いんだよ」


「新婚旅行。楽しそう。」


「施設のおばあちゃんがいつも新婚旅行で南紀白浜に言った話をしてくれたな。」


ミファとのやり取りを思い出した。


すぐに地方移住者を募集のWebサイトを見て電話をかけた。


「はい、移住希望です。なるべく早くにそちらに移住したいと思ってます。……」


移住はすんなり決まった。

もちろん場所は南紀白浜。


あのむかつく上司に退職願を叩きつけてやるつもりだったが、いたって普通に退職した。


まずは改装した古民家に格安で住まわせてもらうことになった。


引っ越しして、アパートよりもっと年季の入った古民家という名のボロ家に住んだ。

改装は最低限だった。


そこで介護の仕事をしながら英語を猛烈に勉強した。


そして念願の外国人向けの観光案内の仕事についた。


ある日


プラチナブロンドの髪、青い瞳の君は俺の前に現れた。


「この近くに美味しい料理が食べられるところはありますか?」


少し外国なまりの日本語で話しかけられた。


「ミ…ファ……?」


「悠斗!」


彼女の指にはステンレスの指輪があった。


俺は案内カウンターを飛び越え彼女を抱きしめた。

ミファも戸惑いながら腕を背中に回した。




全話読んでくださったあなたへ感謝の気持を伝えます。


これでこのお話は完結です。


現代の番外編が読みたいと言われたのでそのお話を書いたら本当のおしまいです。


明日までに書けるかわかりませんががんばります。


ブックマークやいいねしてくださったあなた!

いっぱいいいことがありますように。

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