表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/20

12話 ステンレスの指輪

次の日、小麦の精製器を作って小麦粉にした。もちろんステンレス製だ。


また、瓶を作り、果物や野菜を保存をした。

肉は燻製器で燻製。

残りは簡易的な冷凍庫(魔石)で冷凍肉にした。

精製した小麦粉を使ってパンを焼き、自分で作成したステンレス製のフライパンと鍋で料理を作った。


それらを村のみんなに食べてもらった。

いつも料理をしても食べるのは自分一人だった俺は泣きそうになった。


やせ細った村人たちは大喜びで料理を食べた。

その日からミファは当たり前のように俺の家で飯を食うようになった。


珍しい料理が食べられるからなのかなぁ。

しかし、こんな小さい村で未婚の男女が毎日のように一緒に飯を食ってていいのだろうか?


「俺は別にいいんだけど(むしろ嬉しいです)、未婚の女性が毎日独身男の家でご飯食べてていいの?」


恐る恐る当の本人に聞いてみた。


「いいの。美形で働き者の悠斗を狙ってる女は村中にいるんだから」


「??? 誰も狙ってないよ」


頭が混乱する。

ミファは他の女性が俺を狙わないように毎日通ってるのか?


「ミファは俺のことを狙ってるってこと?」


「狙ってる」


俺はその時、とみさんの言葉を思い出した。


──悠ちゃんはいい男だよ。必ずいい出会いがあるからね。そのときは逃すんじゃないよ。


覚悟を決めた。


「ミファ、俺と結婚してください」


「嬉しい!」


ミファが抱きついてきた。

生まれて初めて女の人に告白されて抱きつかれた。

圧倒的な柔らかさと温かさに包まれた。


幸せなんてもんじゃない。

俺はこの世界一幸せものだ。


転生したら一週間で嫁ができました。


神様、女神様、転生させてくれてありがとう!


次の朝、ミファは行ってきますのキスをしてくれた。

これぞまさしく新婚だよ。


その日、俺はミファが狩りに行っている間にステンレスの揃いの指輪を作った。


生まれて初めて身につけるアクセサリーにミファは大興奮だった。


村長に結婚の報告を済ませると村中の人々が祝福してくれた。


読んでくださりありがとうございます!


残りの話もあと6話分となりました。


初めての異世界転生小説を書きました。

はじめは誰も読んでくれなかったどうしようかと思いました。

小説家になろうを通じてたくさんの方に読んでいただけて本当に嬉しいです。


ブックマークやいいねしてくださった方。感謝します。


こたつでみかんを食べながら、テレビをみながら読んでください。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ