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10話 精霊はチート能力をふるう

誤字を教えてくださった方。ありがとうございました。修正しました。

その様子を見て何か思いついた顔をしたかと思えば、ソルは大きな声で呼びかけた。


「おーいドライアドーいるかーー?」


ドライアドといえば森の精霊。

そんな呼びかけて出てきてくれるものなのだろうか?

タクシーを呼ぶみたいな。


「ちょっと寝てたんだけど」


眠そうな目をこすりながら現れたのは緑色の髪と緑の目をした可愛らしい女の子だった。


森の妖精ドライアド


「この村飢え死にしそうだから手を貸してくれ」

大雑把なお願いだなぁ。


「えー木で串刺しとか、トレントで魔物を襲えとじゃなけきゃいいならいいよ」


そんな物騒な。


「畑と農作物とか果樹園とか作ってくれない?」


「おっけー。よし。バーーンとつくっちゃうね。

成長も早まるし、ウィンディーネにも手伝わせようよ!」


ドライアドはめっちゃウキウキしている。


ドライアドの提案でソルと俺で近くの泉に出かけた。


泉でソルが呼びかけた


「ウィンディーネ!

この近くの村が飢え死にしそうだから手伝って!」


泉あられたのはセクシーお姉様の精霊ウェンデーネ


「水攻めとか干ばつとかで魔物を殺せとか言わないならいいわよ」


どんだけ人殺しを命令されてたんだよ。

聞けば二人とも勇者に散々こき使われ、魔物を倒す手伝いをしていたらしい。

特にソルは力が戻らなくなるほど勇者に酷使されてしまったとか。


「あの、畑の水やり、村の周りに掘りを作っていただけますか?」

恐る恐るお願いしてみる。


「お安いごようよ」

ウィンクまでいただけました。

なんとなく、ここにミファがいなくてよかったなぁと思った。


ここまで読んでいただけて本当にありがとうございます!


ブックマークマークや評価がいただけたら喜び踊ります。

残り8話です。

最後まで読んでいただけたら嬉しいです。


応援ありがとうございます。

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