「おまけお化け」
そうだ! WEBカメラ仕掛けたんだった。
スマホスマホ……
え、嘘でしょ?
誰、この女……
ウチの制服?
この顔、何処かで……
確か、隣のクラスで天使を集めてるか何かで……
チョコ玉の箱持っとったら金銀財宝狙って襲って来る云う噂の……
いや、名前知らねーわ!
てか、コイツ何で私の部屋勝手に入っとんの?
――GATYA――
『ちょ、お母さーん!』
「はい? やっと帰って来たか、友達来てたし部屋で待ちんして貰っとるよ」
『はあ? 呼んでないし!』
「コラッ! そん言い草は無いやろ!」
『だ、ちょ、もおっ!』
とりあえず、部屋に行かなきゃ!
――GATYA――
『ちょっ! 何なんアンタ! 私の部屋で何しとるん?』
「あ、江崎さん。一昨日さぁ、セーラーシリーズねんどろいどのマインちゃんの第二期水故宮スプラッシュバージョンのアクアブレス付きを当ててたよね?」
『・・・え、何?』
「だからぁ、一昨日セーラーシリーズねんどろいどのマインちゃんの第二期水故宮スプラッシュバージョンのアクアブレス付きを当てたでしょ?」
『・・・は? 何? 何言っとるんか全然分からんのやけど?』
「ああ、やっぱりマインちゃんの第二期水故宮スプラッシュバージョンのアクアブレス付きは手放せないかぁ……」
『・・・ん? 何なん? てか、何勝手に人の部屋漁っとるんよ?』
あれ? 一昨日って確か……
「ほら、五人で回転寿司行ってたじゃん! 江崎さんは海老パとか言って、蒸し海老・甘海老・白海老・海老天・海老マヨにシャコ取ってみんなに引かれてたじゃん!」
『ああ、うん。確かに海老パ食って、シャコ取って・・・いや、何でアンタがそれ知っとるんよ? マジ、キモやん!』
「あぁ、うん、キモいよね。でも私これ、嫌われる勇気持ってやってる事なんで! 江崎さんもあの四人の中に苦手なのに一緒に遊んでる子居るでしょ! それと一緒。私は江崎さん達みたいに下らない付き合いの為に無駄なお金使いたくないから外でスマホ弄りしてる振りして硝子越しに見てたの。そしたら江崎さんが見事にセーラーシリーズねんどろいどのマインちゃんの第二期水故宮スプラッシュバージョンのアクアブレス付きを当てたじゃない? だからもうこれしかないかなって!」
『・・・・・・は?』
「ああ、そっか、今度は分からない振り返しって事ね。うん、いいよ、明日も来るから気が変わったら言って!」
『・・・いや、いやいやいやいや、何? 何なん? 何を言うとるんか全く以て分からんのやけど?』
「マインちゃんの第二期水故宮スプラッシュバージョンのアクアブレス付き譲ってよ!」
『マインちゃんの台に・・・キュウ・・・スプラヒュージョン・・・悪魔・・・付き・・・・・何? もう一回言うて!』
「だからぁ、マインちゃんの第二期水故宮スプラッシュバージョンの悪魔ブレス付き譲って! って言ってるの!」
『・・・マインちゃんの台に、キスイ湖、旧スプラッシュ、バージョン悪魔、ブレス付き、柚子徹底炒ってるの・・・それが、何なん?』
「譲ってよ!」
『・・・え?』
「いいよ、とりあえず何処に在るの?」
『・・・何が?』
「マインちゃんの第二期水故宮スプラッシュバージョンのアクアブレス付き」
『何処って、私そんなん持ってないし』
「はあ? 一昨日江崎さんが回転寿司で貰ったの私ちゃんと見てたから!」
『・・・・・・え、あっ! ひょっとして、あの、海老五貫で貰える【エビちゃんZoo】とか言うアニメか何かの?』
「ほら、知ってたんじゃん! 知ってる癖にスットボケて、貴重なレア物だから本当は手放したく無いんでしょ?」
『いや、知らねーわっ! そもそもそんなアニメ観とらんし!』
「はいはい、ヲタクと思われたら仲間外れにされちゃうかもー! でしょ? いいよ、幾ら?」
『は? 何がよ?』
「セーラーシリーズねんどろいどのマインちゃんの第二期水故宮スプラッシュバージョンのアクアブレス付き! だいたい今の相場だと千二百円位だけど、回転寿司一回分位にはなるんじゃない? だから私は二千円払うけどどうする?」
『いや、だって、私アレ、要らんから店の皿に乗せて置いて来たけど……』
「は? 何してんのアンタ!」
『・・・いや・・・てか、それ私の台詞なんと違いますの?』
「最っ低! 私帰る。もう知らない!」
――BATANN――
『・・・え?』
え、何これ、何で私が悪いみたいになっとるん?
「栗子ー、友達帰るて! 駅までの道判らんみたいやから送りんしてあげやー!」
『・・・はあ?』
■あとがき
嫌われる勇気。それこそが問題の根幹!





