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新しい学校と新しいバイト

「こんにちは」

とコンビニに入っていくと、先輩から「なんで来るんだよ」というような目で見られる

「何しに来た?今日は入ってなかったはずだろ?」

「辞めに来ました」

そう率直に伝えると、先輩は嬉しそうな顔で

「そうか、そうか」

と呟いていた

やはり、大事な事は2回言うのか。

とりあえず出すもの出して帰ろう

「これ、渡しといてください。それではさようなら」

退職届を出し、コンビニを出る

「はーぁ 次はどこのバイト入ろうかなぁ」

「ねぇ、君、バイト探してるの?」

独り言を呟いていると、誰かに声をかけられた

「はい、そうですけど」

「なら良かった、うちのスーパーにバイト、入らないか?」

なんでまた急に

「なんでですか? 貴方は僕のことを全くしらないでしょ?」

「いや、一応知ってるよ。えーと君の友達の兄って言えば分かるかな? 僕は前田隼人

よろしく」

「弘也のお兄さんでしたか。」

弘也のお兄さんか、そう言われるとなんか似てるな

「うん。弘也から君のことを助けて欲しいって言われてね。とりあえず、探してたらここでばったりと会ったわけだよ。で、どうする?」

バイトはしておきたいし、とりあえずやってみて、合わなかったら辞めればいいか。

「なら、お願いします」

「うん、そう来なくっちゃ。早速来週の月曜日からお願いできるかな?あぁ面接は君のことは弘也から聞いてるから免除させてもらうね。」

面接免除ってまじかよ。

「はい。よろしくお願いします」

「うん。こちらこそよろしく」

そう言うと隼人さんは歩いて行った

「さて、僕は何をしようかな」

もうすぐお昼だし、1回帰って食べようかな

ブーッブーッ

ん?メール?誰からだろう

見てみると、天音からだった

『お忙しいところすみません12時半にうちの学校に来て貰えませんか?お父さんが今後のことでお話があるようです』

あーこれは出ていけ!って言うやつだな

とりあえず次の移住先を考えながら行こうかな


12時20分

とりあえず学校には着いたけど、どこから入ればいいんだ?

あそこにいる人に聞いてみよう

「あの、すみません。一ノ瀬と申します。 校長室へ行きたいのですが、どちらから行けばよろしいですか?」

「これは、一ノ瀬様ですか。お話は伺っております。校長室までご案内致しますね」


校長室に入るのなんて久しぶりだな

「失礼します」

と言い、校長室に入る

「君が裕也くんか、とりあえずそこにかけてくれ」

入るとそこには

天音と 少女1人と校長先生が座っていた

「はい。ありがとうございます」

「私は山崎孝太郎です。この学校の校長、そして天音と唯の父親です。天音の隣に居るのが唯です」

少女の名前は天音の妹の唯だった

「娘さん達にはほんとにお世話になっております」

「ふむ。話は聞いている」

これは『出て行け!』って言われるやつだな

「この学校に入りたいんだな?それは構わないが、試験は受けてもらうよ。いいね?

「え?」

つい声を出してしまった

予想外のことを言われたからだ

「どうしたのかな?」

「いえ、山崎さんの娘さんとひとつ屋根の下で暮らしてるんですよ?」

「知っているよ。君は家で酷いを受けてたみたいだね。うん、安心していいよ、彼女達はそんな事は絶対にしないからね」

いや、そうことじゃなくて、

「あぁ、なんで一緒に暮らしてて、口を出さないかってことかな? それは私も同じ状況にあったら同じことをするからだよ。私が女性だったとしても」

「ありがとうございます。」

「とりあえず、明日もここに来てくれるかな?試験を受けてもらうから。」

試験は多分大丈夫だ。家でやることがなかったから勉強ばっかりやってたからな

「それより僕が住むことに天音さんがいいって思ってても、唯さんが 嫌がってる可能性があるんじゃないんですか?」

「そんなことないですよ!嫌なんかじゃないです。いやどチラかと言えばウェルカムです!」

なんか途中変なこと言ってなかったか?

「あと私のことも呼び捨てでいいです!」

「うん。ありがとう よろしくね唯」

「私のことも好きに呼んでくれて構わないよ

呼びたいならお父さんとかでも」

流石にそれは

「孝太郎さんって呼ばせて貰います。これからよろしくお願いします」

そう言うと孝太郎さんは少し悲しそうな顔をした、

何か間違っていたのかな?

まぁとりあえず家に帰って勉強しよう




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読んでくれてありがとうございます

良ければ★と♥をお願いします

書く気力になります

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― 新着の感想 ―
[一言] ここまで良くされるとは、命でも救ったんかな?
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