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【詩集】手になじむ詩

手になじむ詩

作者: につき

ためしてみては 首をかしげて

あらわしてみては 目をうたがい

こえにだしては 耳をうたがい

わがままなつたなさは 消えていない

くりかえしている 試作たち


空のかなたの はるかさを

海のはてまでの ひろやかさを

高山のいただきの こどくのかげを

雲のまぶしさの おもうままを

憧れをいつまでも もとめつづけて


あまだれの音の ふぞろいに

かぜの揺らぎに こころそぞろに

こどもの無邪気に せかいひろがり

けものの瞳に しずかなざわめき

そこここの叙情に スポンジになりたい


優れたデザインの 心地よいように

散らばっているサインを 拾いあつめて

深みのあるブラックで 現わすなら

連なるテキストは 意味からはなたれて

水の満ちたペットボトルほどの 重たさの詩

手になじむ

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