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夏生詩集

宿題

作者: 夏生

宿題面倒くさい

息子は眉間に小さな

シワをつくって私に言う


宿題は面倒くさいもんだよ

勉強は面倒くさいよ


苦手な科目だと

投げたしたくなる


わかるよ、わかる

まあ、聞いて


やればやっただけ

身になるんだよ

できる、できないより

もっと大切なこと


一つのことに

本気になること

集中すること


ほんの十分でいいから

少しずつ少しずつ


なんてね

勉強嫌いは私の

遺伝です、きっとね


宿題テキストの前で

えんぴつ持った息子


わかるわけない

わかるわけない

できるわけない


息子は歌いながら

指計算


わかるところから

できるところまで

私の指も貸してあげようか


ピンポーン、呼び鈴鳴った

可愛い女の子のおともだち

息子はすっ飛んでいった



宿題、間違いちょこちょこ

でもいいさ、よく頑張りました!

行ってらっしゃい

遊んでらっしゃい










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