公園で写真
第三話です。
この三人の中に前田君の好きな人がいるのかな?あとで前田君に聞いてみよう。三人とも個性が強すぎるんだよなー。そういう子が好きなのかな?全然、前田君のことを知らないなとあたしは思った。ちなみに、あの三人はみんなあたしと同じで高校3年生らしい。前田君から聞いた。あたしは写真部の子たちのことは知らなかった。この3年間ずっと前田君のことしか考えていなかったからかもしれない。
私たちは学校の近くの公園で写真を撮ることにした。私はスマホで写真を撮っていた。しかし、他の子たちは一眼レフを持っていたので、それで写真を撮っていた。前田君もそうである。
宇宙人と言われていた彼女は立ったら身長が170cmほどあった。顔立ちもIVEのユジンみたいである。ポニーテールの子は身長はあたしよりも低く、150cmほどではないだろうか。かくいうあたしは160cmである。顔はまあまあ普通って感じだ。結局、みんなの本名がわからないまま進んでいる。ちなみに、はなちゃんはあたしと同じ目線にいるので160cmだろう。
みんな公園に着いたらバラバラになって写真を撮っていた。みんなで一緒に行動をして写真を撮ることはないらしい。いつもバラバラだという。なので、あたしは前田君と二人きりになった。なので、私は前田君にこの中に好きな人がいるのかを聞いてみた。そしたら、首を縦に振った。
「あの三人って、すごく個性的だと思うんだけど、そういう子が好きなの?」
とあたしは前田君に質問した。
「そうなのかな?自分ではわからないな。君もすごく個性的だと思うけど。」
「そうかなー。自分ではわからないかなー。」
前田君は鼻で笑った。前田君が笑ったところはあまり見たことがないため、珍しいなと思った。写真で撮りたかったくらいだ。
「僕の好きな人が誰だかわかった?」
「まだ、わからない。けど、あの三人の中に前田君の好きな人がいるなら当てられるかも。」
「ふーん。だったら、明日までに決めてくれない?」
「えっ」
「明日の午後6時にこの公園で僕の好きな人を当ててみて。無理なのかい?」
「いや、あたしは賢いから明日までに当てるよ。」
「そう。」
ということであたしは明日までに前田君の好きな人を当てることになった。
ありがとうございました。