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前田君

読んでいただきありがとうございます。

前田くんに私の気持ちを伝えた。そしたら、前田君は僕には好きな人がいるから彼女にすることはできないと断られてしまった。

「その好きな人って誰なの?」

とあたしは知りたくて聞いてみた。

だけど、前田君は

「うーん、教えたくはないな。」

と答えた。

「えー。教えてよー。誰にも言ったりしないからさー。」

とあたしはもう一度聞いてみた。

「うーん、本当に教えたくないんだ。本当に好きな人は人には教えたくないんだよね。」

「わかった。じゃあ、私がその好きな人を当てることができたら私と付き合って!」

「そんなに僕のことが好きなの?」

「そうだよ。今、高校3年生じゃん、高校入ったときからずっと一目惚れで好きだったんだから!」

「そうなんだ。知らなかったんだけど。」

「勇気出して告白したのにー!」

私は泣いてしまった。

「わかったよ。そんなに僕のことをすきでいてくれていたなら、もしも僕の好きな人があてられたら、付き合うよ。」

「やったー!結婚もしようね。私が当てられたら。」

「うーん。まあいいよ。」

「いえーい!」

ということで私は前田君の好きな人を探すことにしました。

「誰だと思う?蘭。」

蘭とは高校入った時からの友達である。

「うーん。全然わからないね。前田君は人と話しているところとか見たことがないもん。」

「あー確かにね。そうだね。」

「部活とかにも入っていないでしょ?」

「そうだね。」

と前田君のほうを見た。前田君は同じクラスなのだ。そして、今は昼休み中。

「前田君にヒントをもらってこようかな。」

「いいんじゃない。」

と、蘭は面倒くさそうにつぶやいた。

「前田くーん。ヒント頂戴!」

「ひんと?ヒントって何のヒント?」

「だからさー。前田君の好きな人がわからないからヒント頂戴よー。」

「あーね。じゃあ、このクラスではないかな。」

「この学校にはいるのね?」

そうだね。

「おっけー。ちなみに前田君は部活とかやっていないでしょ?」

「やってるよ。」

「え。やってるの?」

「うん。」

「何部?」

「写真部だよ。」

「写真部?そんな部活この学校にあったんだね。」

「あるよ。知らなかったの?」

「うーん。まあ、知ってるよー。」

と、あたしは適当に嘘をついた。嘘をついたのには意味はない。ただ、何となく嘘をついただけだ。

「あーそう。」

と前田君は言葉を返す。

「だったら、写真部の部員の中に好きな人がいるんじゃないの?」

「どうだろうね?」

「あ!図星かな?」

「さー。」

「じゃあ、今日、写真部の見学しに行っちゃおうかなー!」

「今日は部活ないよ!」

「ないの?」

「いつやってるの?」

「今日が火曜日でしょ。写真部は月曜日と水曜日と木曜日にしか活動していないんだ。」

「そうなんだ。じゃあ、明日、見学いくわ。」

「いいよ。」

私は写真部の見学をすることにした。

ありがとうございました。

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