言語道断！ 女の浮気は許せないけど、男の浮気は許せるなんてあり得ないでしょ！
言語道断！ 女の浮気は許せないけど、男の浮気は許せるなんて
あり得ないでしょ！
私の彼は、“私が浮気したら絶対に許さないとかいうくせに！ 自分が
浮気をしても笑って許せるイイ女になれよとか軽く言う男なの！”
そんな理不尽な事が通用するとでも思うの？
バカじゃない！ 男だろうが女だろうが、“浮気は絶対に許さない！”
・・・彼は私が何も知らないと思ってるんだろうけど？
彼が男友達と飲みに行く時は、決まって飲み屋でナンパした女の子達
と楽しくお酒を飲んでる事ぐらい知ってるんだから！
“絶対に許さないんだから！”
これは！ “完全に浮気じゃない！”
私は彼を懲らしめる事を思いつく！
彼の男友達に前もって、“どこどこの居酒屋で先に飲んでるから後から彼を
連れて入って来てと言っておいたわ！”
私は女友達に頼んでカッコいい男性にナンパされる設定を先に作っておいて
そこに彼氏達がお店に入って来るという流れ。
『おーい！ あそこにイイ女が二人も居るぞ！ 誘おうか？』
『いいねぇ～』
『“そこのお嬢ちゃん！ 一緒に俺達とお酒でも飲まない？ 奢るよ！”』
『いいわよ！ 心菜もいいよね？』
『勿論よ！』
＊
『・・・えぇ！？ あれ？ 心菜じゃねえのか？』
『まさか？ 彼女かよ！』
『たぶんそうだよ、』
『どうすんだよ、あそこに居る女の子達ナンパして来ようと思うんだけど？
やめるか？』
『えぇ！？ ナンパして来いよ！』
『なんだよお前、彼女より可愛い女の子の方が優先なのか！』
『うっせーよ！』
お互い別々のテーブルで、楽しんでいると？
私にカッコいい彼から、“キスありゲーム”がはじまる！
このゲーム！ 負けても勝っても、相手の男性とキスするゲームで、
私は彼氏の前で、イケメンの彼と濃厚なキスをした。
さすがに、彼氏がそれを見て見ぬ振りが出来ずに、私の方に近づいてきて、
こう言ったの！
『“お前！ この男と何してんだよ！ キスなんかしやがって！”』
『アンタだって！ 可愛い女の子達とイチャイチャしてたじゃない！』
『“男はイイんだよ！ でも女はダメだ！”』
『アンタ馬鹿なの？ 許す気ないでしょ！ いつもこうやって飲み屋で
女の子をナンパしてるの知ってんだから！』
『・・・えぇ！？』
『私が誰と浮気しようが勝手じゃない！』
『“俺はどうなるんだよ、俺の事、傷つけておいて平気なのか？”』
『それを言うなら？ 私を平気で傷つけてるけど、平気なの？』
『・・・も、勿論！ 心が痛いよ。』
『嘘つけ！ そんなの想ってもないだろう！』
『女なんだから、そんな言い方はヤメロ！』
『ムカつくのよ！ アンタ浮気は絶対に許さない！ 今ココで別れるわ！
それならなんの問題もないでしょ！』
『・・・お、お前な、本当にそれでいいのか？』
『いいわよ！ どうせ浮気する男は、結婚しても浮気するんだし、それなら？
結婚する前に別れた方がいいじゃない！』
『“結婚したら？ 心を入れ替えるかもしれないだろう、”』
『ないない！ 死んでも治らないわ！ 病気なんだから！』
『・・・・・・』
『もっと言うと？ アンタとの結婚は考えた事がないわ！ 浮気を平気でして
平然として彼女に接してくる彼氏なんて、クソみたいなもんじゃない！』
『・・・少し、いい過ぎだぞ、』
『うるさいのよ！ 女の浮気は許さないけど、男の浮気は笑って許す余裕が
彼女には必要だなんて言うバカな彼氏は私は要らないわ！』
『・・・た、頼むよ、考え直してくれないか？』
『無理！ くそくらえー！』
『・・・本当にお前、ヤバいって、』
『うるさい！ 黙れ！』
『・・・・・・』
今までの彼氏への鬱憤を彼氏にぶちまけて心がスッキリしたわ！
正直！ あそこに居た子達は、みんなドン引きしてたけどね！
彼氏側の女の子達も、あの後直ぐに店を出て帰ったみたいだし、私側の
男の子達もお金を払って直ぐに帰ったわ。
イケメン男子も私のあそこまでの言葉に引いてしまって、、、。
私を口説く事を諦めたみたい！
それと？ “あの浮気男とはもうあれっきりよ！”
彼氏も私があの後、何回か連絡したけど？ 全然！ 電話に出ないし。
完全にアレで終わったみたい！
“だったら？ 新しい恋でも探そうかなと私はそう想ってるの！”
今度は、浮気しない男を選ぶわ！
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
