第22話 4月7日 金曜日
俺は今日は6時に起きて、家の周りを散歩した。もう日は出ていて、散歩をするとセロトニンが出ている気がした。家の近くには他のもペッドの散歩をしている人や、ランニングをしている人がいた。7時になって、家に戻って、支度をした後、大学へ出発した。学校へはゆっくり歩いても30分もかからないくらいの近さなので、時空科学部の中では1番か2番くらいに着くのが早い。今日は俺が一番だった。
しばらくしてニシカワさんがきた。
俺「ニシカワさんおはよー」
ニシカワ「おはよ」
俺は、明後日バイトの面接が控えているので、先にロナルドバーガーでバイトをしているニシカワさんに聞いた。
「実は明後日、ロナルドバーガーにバイトの面接しにいくんだけど、何かアドバイスとか、どんな感じか教えてほしいです!」
ニシカワ「アドバイスね。あたしも、初めてでぱっと受かっちゃったんだけど、清潔感かな?」
俺「清潔感ね、確かに重要そう。それで、ロナルドバーガーってどんな感じ?」
ニシカワ「ほんっと大変。あと、先輩もちょっと厳しいかなって感じ。」
俺「そうなんだ。ちょっと不安になってきた」
ニシカワ「まぁ、この前もひとりやめちゃったみたいだし、人手不足って感じだから受かると思うよ」
俺「それもちょっとは不安なんだけど、もし受かったら、ちゃんと迷惑かけずについていけるかなって思って」
ニシカワ「そんなのやってみないと分かんないから、とりあえずチャレンジしてみたら良いよ」
俺「ありがとう」
同じ学部の人たちがぞろぞろ入ってきたら、八時になって座学の授業が始まった。それも終わり、お昼になったら学食を食べに行く。
桜川大学購買アプリを事前に開いておいて、機械の前でもたつかないように、メニューを選んでおく。今日は昨日とは違ってカツカレーにした。列にならんでしばらくしたらやがて俺の番が来て、QRコードをかざす。お値段は300ルード。昨日30000ルードもチャージしたから、余裕で今日はクリア出来た。よっしゃ!と心の中でガッツポーズをして、お盆をとって、カツカレーを乗せた。
カツカレーのカツはめちゃくちゃ美味しそうで、皿の端から端まであった。
今日もまた、みんながいるところに行って食べる。
昼休みは図書室に今日も行った。何かするわけでもないけれど、なんとなくまた行きたいと感じたから行った。
図書室には自習机というのがあって、そこでパソコンを打ちながらレポートをまとめている人がいた。
俺も学科が違えばこんな感じでやっていたのだろうかと感じた。
昼休みが終わったら第一研究室に戻り、昨日の研究の続きをした。
カイ「今日は、朝先生が言ってたんだけど、50分の1の純度の触媒を持ってきてくれたみたいだから、今日も実験するぞ。
ミコ「あれ、今日はサキ来ていないんだ」
ハタハラ「本当だ。カワギシ先輩来てないですね」
俺はあの先輩の名字がカワギシって言うんだ、って思った。いっつもみんなサキ呼びしてたからあんまり意識してなかった。
カイ「俺が今日も時間は計るから」
しばらくしたらデューク教授が手招きして特異点物質実証実験場から俺等を呼んだ。
「よし、もう準備は出来てるぞ」
一同「はい。」
デューク先生が小さめのトングとも大きめのピンセットとも言える道具で、触媒を特典物質につけると昨日よりかなり小さい穴が出来た。これは直径1cmでかなりいい感じだ。
カイ「計測スタート」
今回の計測の結果、持続時間は623秒、クールタイムは800秒くらいだった。
ハタハラ「おお、これは3つで余裕で回せそうですね」
俺「よし、2つだったらかなり小型化もしやすそうですね」
ヤマダ「2つだけだったら何か簡単そう」
一同は実験室から出た。
ミコ「それじゃあ、まずは小型の特典物質を3つをいい感じに切り替えられるスイッチを制作すればいいですね」
そうして、今日は鳩電話2号機のプロトタイプの中身の構想が固まってきたところで終わった。
家に帰って今日もまたヌワンちゃんの配信をみようと思ってチューブUを開いたのだが、投稿というテキストでお知らせをするところで、今日は配信をお休みしますというメッセージがあったので、別の動画を見ることにした。
そして見た動画が、都市伝説系の動画だ。その動画のタイトルは、「映画ケッチャマンに隠された警告とは!?」
昨日みた映画にそんなことあるかぁ!って思ったけど、25万回再生、ちょっと気になったので再生してみることにした。
動画の内容はこの映画に出てくる謎の金髪の青年がデューク教の像に似ているということ。そして、秘密結社エスカルゴの幹部の名前が、チェン国でクーデターを起こしたテロ組織、バッチンの初代組長の名字と同じことを指摘していた。
その胡散臭い動画を見終わったあとは、コメント欄をみた。
「デューク教の像とか、そんなのどこにどもいるような顔だろ」
「チェン国最近圧力が怖い」
「この映画、なんでこんなに流行ってるの?」
「チェン国を批判するために作ったプロパガンダなんだから名前を合わせるのも制作側の遊び心だろ」
まあ、こんな感じで半信半疑のコメントが大半だった。
俺は、信じているわけではないが一応、ケッチャマンの真実で調べたら、色々な動画がヒットしたため、何か少し怖くはなった。
気晴らしに唯斗星に戻るか。
創造神は、自分が行ったことのある、もしくは場所を知っている場所には世界を隔てたとしても瞬間的に移動出来る。
ああ、懐かしいな。この豆腐ハウスも作りは端から見ると素人丸出しだけど、味があって俺は気に入っている。
一応スマホは持ってきたが、当然ネットに繋がる訳もなく、30分もしないうちに元のボロアパートの一室に戻った。
今日はさっき見た都市伝説の影響もあってか、寝る気が起きなかったので、朝になるまで部屋でダラダラと過ごしていた。
はぁ、もう一生ここに居てもいいかな、とか最近は一瞬思ったりもしたが、やっぱり俺は自分の星、自分の世界に愛着が湧いてるからそこで充実した生活を送るという目標を再確認した今日であった。




