第19話 映画ケッチャマンの内容後編
そう決意した俺は彼女の両親に説得した。最初は止められたが許可がおりた。バイオ手術は1週間後。手術を受けたら学校へは行けない。今日は土曜日。来週学校に行ったらお別れをしないとな。
時はたち、金曜日である。今日は大事な友だちにお別れを済ませ、明日のことを緊張しながら歩いてると金髪のメガネをした研究者のような風貌のお兄さんに会った。彼の名前はデュークと言い、特注な袋の制作の中心メンバーだと明かす。そして彼女が囚われた場所は秘密結社エスカルゴだと話す。彼らはAI技術、ハッキング技術、バイオ技術などで各国に迷惑をかけるテロ組織だという。俺がこれから戦う相手はこんなに強いんだと恐怖に感じながらも自分の心を奮い立たせた。よし、頑張らないと。
そんなに分かっているなら何故助けてくれなかったのですか?
「それは、君なら出来ると考えていたからさ。」
「それはそうでもなんで最初っからそんなテロ組織を壊滅させなかったんですか?あなたほどに力があれば余裕でしょ?」俺はこの胡散臭い男はただの情報やかもしれないが強いならなおのことと思って強いのかを確かめるつもりで聞いた。そしたら意外なことを彼は話した。
「文明を進化させるには、悪役も必要なんだ。君の彼女の親の会社もその悪役がいなかったらそんなに強くなかったかもしれない。しかも、俺が直接エスカルゴってのを作ったわけでもないし、下手に介入するのもなって思って、でも君がこのゲーム騒動の鍵になる気がして、アドバイスをしたってわけだ。」
俺は怒りを通り越して呆れた。「それほどの力があって尚その力でみんなを助けないなんて」
「でも頑張って、応援してるよ。それに敵の本拠点の位置はこんな感じ、そしてどんな攻撃してくるかというと、」
そんな感じで情報を有り難く聞いた。
いよいよ土曜日、俺の肉体改造の日だ。俺はグリーンバイオ会社の本社に来ていた。
そこの地下にはバイオ人間たちの訓練場があった。異能バトルみたいな光景だった。俺は麻酔で眠りについた。気づいたらベッドの上だった。そして最初はリハビリ程度だったがどんどん厳しいトレーニングメニューになった。
先輩も優しい人も多かった。アンも一緒に来た。
アン「最近はどう」
「そうだね、先輩のアドバイスもあってどんどん強くなってるよ。」
「そういえば、トーマ君の為に特殊な武器を開発したいんだけどどんなタイプが良いかな?」
「俺は拳で殴るから、ガンレッドタイプが良いかな」
「分かった。あたしも頑張って研究開発するからね。」
話が終わるとアンは帰っていった。
「おいおい、トーマ、もしかしてご令嬢とお知り合いか?」
「えぇ、実は幼馴染なんです」
「へぇ、良いなぁ、あの子可愛いもんな。」
そして2年後、ある日俺達の街にいきなり丸い穴が大量に湧き、そこからドローン兵器やバイオ技術で改造された虫やらアンドロイドが攻めてきた。俺達は何とか撃退した。しかし幾度も定期的に襲ってくるようになった。
皆さん直ちに避難してください。そう俺達、バイオ人間は住民たちを避難誘導したり、襲いかかってくる化物達を倒していたりしていた。
どうやらあの袋が空間に作用することは、監視カメラなどでバレていたのだろう。それでその袋を研究してこの街にヤバいのを放つようになっったのか。
それから間もなく俺とアンはグリーンバイオから独立する形で新会社を立ち上げた。その名もチー厶ソラン
俺は身バレ防止の為、赤い服でケッチャマンとして戦った。
俺のケッチャマンとしての噂はまたたく間ににろ広がって、表立って活動した方が活動しやすくなったのもあって、独立という形で新スタートを切った。
俺達はどんどん腕も磨いていき、チームソランの情報班や作戦班と協力して遂にエスカルゴ本部突入作戦に入る。この頃は俺は23歳になっていた。
中には四天王ろ呼ばれる強敵が何匹もいたり大変だったが奥にはめちゃくちゃ強いのがいた。そいつに殺されそうになるが背後からの支援もあり何とか倒した。
それから危険な特殊な袋を魔改造したものを壊してチームソランの部隊は帰っていった。
チームソランは解体し、俺とアンは晩年まで2人で仲良く暮らすのだった。
カタツムリと言うと気持ち悪いですが、エスカルゴって言うと凄そうですよね。
そういえば、この前サイゼリヤで食べたエスカルゴの料理が美味しかったったです。みんなも食べてみてね!
トーマの由来は、ケチャップの材料のトマトから。
アンの由来はトマトがアンデス山脈原産だから。




