第16話 連続失踪事件!ヤバい予感
初日の学校も終わり、帰宅途中にスマホがなったため、つけると、昨日応募したばっかりのロナルドバーガーからアプリ経由で返信が来ていた。
ーーーー
この度は弊社が掲載する求人にご応募いただきまして誠にありがとうございます。
面接日時などの詳細につきましては担当者より追って連絡いたしますので今しばらくお持ちください。
株式会社ロナルドバーガー チェリープラザ桜川大学前
111-1221
デューク教国サラン県サラン市1-1-10チェリープラザ地下一階0053
ーーーー
はぁ、初めてのバイトの面接緊張するな。そういえば、今ごろ田村も大学1年でバイト始めてたりするのかな。
う考えならが家に着く。バイトの面接はスーツが良いよな。昨日の入学式で来たスーツは、床に脱ぎ捨ててあったので、きちんとハンガーにかけ直した。
今はお金が無いので、出来ることはネットサーフィンくらいだ。このデューク教国ではネットがタダだからありがたい。ただし使いすぎると通信速度制限がかかるから、配信者とかは事前に申請するんだとか。なぜ今配信者の名前を出したかというと、今この世界最大の動画投稿サイトチューブUで暇つぶしにVtuberのゲーム配信をしているのを見ているところだ。やっているのはFPS系のゲームでアニメ調RPG好きだった俺には最初はそこまで刺さらなかったが、Vtuberの可愛い声から緊迫感が伝わってきて、中々面白い配信だった。
Vtuberの名前はコイ、ヌワンちゃんだ。なんだ、そのままかって思ったが覚えやすい名前なため、案外戦略的な名前だとも感じた。
段々とストームによって行動範囲が狭ばるなか、ヌワンちゃんも余裕が無くなっていくのが少しづつ高くなる声から伝わる、民家のような家の奥から敵が出てきて打たれるが、咄嗟の判断でヌワンちゃんは打ち返し、キルした。
すると配信のコメ欄は手を叩く絵文字やメンバーシップのスタンプとか8888とかで埋め尽くされていた。そこに俺も「おめでとうございます。」と打とうとしたが、チャンネル登録してから1時間以上経っていないと配信にコメントは送信出来ませんと表示された。まぁ、この子可愛いし、登録してあげてもいっかって思いチャンネル登録して2時に配信が終わるまでずーと配信を見続けていた。
「あぁ、創造神の体って便利だな~睡眠がいらないなんて、明日起きれない心配も全然しなくていいや」
今の俺をみて創造神の無駄遣いだと思う人もいるだろうがそれでいい。俺は昔から楽しくダラダラ過ごす至高の環境を整えるための行動で一貫しているのだ。
そういえばニシムラさんが好きなケッチャマンってどんな感じなんだろう。検索してみたら、ミエグビデオ、ブロフリックス今すぐ見るってボタンが出て押したら、初回1月は無料それ以降は月額1080ルードらしい。1ルード≒1円。どうせ無料とか言っときながらクレジットカードの紐づけは強制なんでしょ。クレジットカードもそろそろ作ろうかな。まあ、成人したんだし、それくらい一人でやらないとな。そうやってクレジットカードや口座登録とか色々な契約をするのに奮闘していた。そうしているうちに6時になったので外を散歩して、7時になったら学校ヘ向かう。
時空科学部のいつもの席に着いたら、先にニシカワさんとカワカミさんが来ていた。カワカミさんとは特異点物質設計班ではなく、異世界観測班の女の子。おんなじジャム市出身だ。ニシムラさんがカワカミさんに話しかける
「おはよう、カワカミさん」
「おはようニシムラさん、そういえば昨日のニュース特集見た?」
「もしかして、お隣チェン国の1000人規模の連続疾走事件?」
俺が来たことに気付いたみたいで話しかけてくれた。
「おはよう、ナカムラくん」
「おはよう、ニシムラさん」
「ところで、その疾走事件って、本当に大変だね」
といいつつネットニュースを自分のスマホで見る。確かにそのニュースは検索したら出てきた。
「この前そのチェン国が海賊版フィギュアで悪名高いって聞いたけど、それとは訳が違うよ」
ニシムラさんが答える
「ことの重大さは全然違うけど、あの国の性質が疑われるよね」
カワカミ「全部裏で繋がってたりして」
そうこう噂をしていると8時になり昨日の班で固まって昨日の続きをちょっとして、9時になったら授業が始まった。
そして12時、授業が終わると、デューク先生がいきなり言った。
「はい、今から皆さんに重要なことをいいます。来月の5月5から1週間休みでーす!」
教室からはえぇ、とかやったーとか、いろんな声が聞こえてきた。
おいおいこれってゴールデンウィークじゃねーか!って俺昨日入学したばっかりなのに何休むこと考えてるんだ?
「あと、俺が休んだときに、もし困ったことがあれば学校の教授はみんなこの部活のOBだから頼りにしてね」
それが終わったら、みんな昼飯の時間になったので昨日と同じく中庭で時間を潰しているとデュークさんが寄ってきた。
「なんで来月にちょっとした長期休暇があるか分かる?」
「そりゃ、気になりますよ」
「実は特異点物質を作るのにはかなりの集中とエネルギーが必要なんだ。それで、昨日お前達が構想を話していた小型ワープホール型に適した特異点物質を作る研究がしたくて、4月になると、今年の目標とかが見えてくるだろ?それに合わせて特異点物質も作るんだ」
「なるほどですね」
「その特異点物質って僕でも作れるんですか?」
「それは分からないな、ただし俺はこの特異点物質を作るのに1万年はかかったから、そう一朝一夕でできるようなものではないのは確かだな」
「もしかして、創造神によって得意、不得意とかあるんですか」
「そりゃそうだ。それによって世界ごとに全然違う形になったりする。例えば、この前のお茶会に来ていたシャンっていうのは多くの創造神の力をもたせた天使っていうのを作るのに凄く長けているんだ。あと、リンは変な法則性の宇宙を作るのに長けていたな。話には、転魂に詳しい創造神もいるみたいだぞ」
「なるほどですね。ありがとうございます!」
「それで、最近困ってることはないか?」
「そうですね。お金が無いのが困っているといえば困っていますね」
「あぁ、だから学食食べてなかったのか。すっかり学食がまずそうだから食べないのかと思ってた」
「でも、バイトの面接が今度あるので、そこで受かったら給金もらえるので」
「でも、給料日までは待たないとだろ。ほいこれ、」
総一手デューク先生がお札を10万ルードもくれた。
「こんなに大金良いんですか?」
「良いよ良いよ。俺はそんなにお金に困ってないんだ」
おかしい、こんな大金なんで持ち歩いてるんだろう
「でも、そんな10万ルードももらっちゃって、デュークさんの手持ちが無くなっちゃいませんか」
「あぁ、それは大丈夫だ。俺の財布は、自分のアパートの金庫に繋がってるんだ」
「なるほど」
「俺は、発明家タイプの創造神だから、このマヨ星で桜川大学やる前はもっと別の場所で、世界単位ではないけど、空間捻じ曲げの技術を研究していたんだ。それが、この財布にも埋め込めるほど成熟したから、今は携わってないんだけどな」
「良いですね、その生き方。いろんな便利アイテムを作ってるのは楽しそうです」
「あぁ、めちゃくちゃ楽しいぞ。今回の鳩電話計画は過去一素晴らしい研究になる予定だ」
「僕もその研究に参加出来て嬉しいです」
「今日までは学校にいるからあとで研究室でな」
そう言って先輩は中庭から廊下に上がった。俺は内心とてもドキドキしていた。この今もらった10万ルードに。これって、日本円に換算したら10万円だよな。流石にヤバすぎないか!?俺はつい顔がニヤけてしまった。




