第10話 初めてのお忍び02
ザエ「先にイノシシを解体して待っておこうか。カイ、ミナの面倒みてやって」
カイ「分かった」
そうしてザエは慣れた手つきで解体を始める
ミナ「ミナもやる!」
カイ「ミナちゃんはまだちいちゃいから、あともうちょっと大きくなったらね」
ミナが血などを見ても怖がらないのは驚いた。やはり小さいころから見ているだろうか。唯斗はこの中で一番動揺していたことに気づいて少しだけ恥ずかしくなったが、それも一つの正解であり、正常だから問題ないとも思った。
ミナ「それで、名前はなんていうんだい」
唯斗「僕は唯斗って言いますで、こっちがデュークさん」
ミナ「そうなんだ」
唯斗「ちょっと手伝っただけでこんなによくさせていただいてなんか申し訳ないです。なにか手伝うこととかありませんか」
ミナ「村に久しぶりに来たお客さんなんだから、ちょっとはもてなさないとね」
しばらくして解体が終わった。もうすぐで焼き始めるというときにお父さんが帰ってきた。
カツリ「ただいま。今日も貝をたくさん取ってきたぞ」
家族一同「おかえり」
ザエ「今からちょうどお肉を焼き始めるところ。このお肉、カイたちが取ってきてくれたんだ。」
カツリ「凄いな、そこのお二方が手伝ってくれたのか、ありがとな」
デューク「いえいえ、こちらこそこんなに良くしていてありがとうございます」
デュークが念話で唯斗に話す。「いい感じの文明の育った惑星にするには、ある程度の文化が芽生えたら知識と一緒に何か信仰する対象を作った方が良い。確率はそこまで高くはないが後ろ盾になってくれたり、人々をまとめやすくなったり、後々便利なんだ。これは経験者からのアドバイスだ」
信仰って、そんなのどうするんだろう?まさか自分を崇めろってか?そんなの俺は柄じゃない。まぁ、そのことはおいおい考えよう。
「アドバイスありがとうございます。その信仰って、先輩はどうしてるんですか?」
機嫌を今ここで取る必要はないかもしれないが、よりよい解答をえるために
「先輩か、言われたら照れるな。俺の場合だと、目の前で美味しい食べ物を創造したり、普通の人間が出来ないようなルールの事を目の前ですることで噂が噂を呼び、自分自身を神として信仰させたり、文明があんまり進んでない時間降りたら、いきなり巨大建造物を作って集落を取り込んだり、ある程度ムラ社会が発展した場合だと、いい感じに人類が発展するような教えを解いて周り、それは天の神様のお告げですと、あたかも自分が神ではないような言いぶりで歩いて回ったりしたな」
先輩はこころよく教えてくれた。
「そうなんですね。教えてくれてありがとうございます」
ザエさんが不思議そうに話しかける「二人で話してもないのにやけに表情が変化して」
ゆ「ああ、そうですね。ご飯がおいしくて美味しくて」
で「そうなんですよ」
念話で「ちょっと今念話使ってたら怪しまれる。あとで話さないか」
「そうですね」
二柱も一緒に団らんの輪に入ってお喋りを始めた。
唯斗はそんなにコミュ力が高いわけでもないが、先輩やカイの母さんのザエが会話を振ってくれて楽しく話ができた。
そんな楽しい食事タイムももう終わり、あとは寝るだけになった。
ザエ「かっちゃん、今日は野営の当番じゃないんだっけ」
カツリ「今日はないよ」
ザエ「そっか良かった。いつもおつかれさん」
そうしてみんなそろって就寝タイムである。
お風呂は無いのかって、そう無いのである。
この集落では昼間に水浴びをして体を洗うのが基本だそうだ。
創造神となった唯斗には睡眠はとっても取らなくても良いものになったが、ぼーとして、心を無心にしていた。
デューク「この星ら、唯斗がやったのか、すごいじゃないか。さっきの話の続きしないか」
そう言って二人は外に出て星をみながら話し始めた。
「信仰の話でしたよね。今この状況でそんな神様ぶってもって思うし、具体的にどうしようか分かんないっす」
「まぁ、無理にやる必要もないし、あ、そうだこの前のなんっちゃてお茶会に来てたコン覚えてるか?」
ああお風呂セット姉妹の一人か。
「覚えてますよ。あの端っこにいた方ですよね」
「そいつそいつ。で、そのコンが天使っていうのを作るのが凄く得意で、ほぼあいつに統治を任せてるらしいんだ。もちろん一番のお気に入りの星は自らやってるそうだが。」
「ええ」
「で、その天使ちゃんがめちゃんこ有能だから信仰も文明も、みーんなまとめていい感じにやってくれるらしんだ。もしそうゆうの苦手だったらいつかは弟子入りしたらどうだ?」
「確かに!その天使ちゃんマジで神すぎ。めちゃんこ有能じゃん。でもまずは異世界を繋ぐWifiからだ。そのためにはまずは鳩電話の改造をしないと」
「そっか。じゃあ早めに終わらせないとな。俺はあの学校設立して100年くらいで鳩電話を完成させた。たった100年で1からの土台が完成したんだ。そのWifiっていうのはちょっと改造するだけでできそうだから、そんなに時間はかからないんじゃないか」
100年がたった?まぁ長く創造神やってきた先輩にとってはたったなのだろう。
「はい。頑張ります」
「そして、お前は故郷の地球がある世界の場所も特定しないとだし中々大変だな」
あぁ、そうだった。作って終わりじゃないんだった。どうしよう。
「まぁ、運が良ければアヤプさんに会えるだろうから、そのときに教えてもらったら?」
「でも、時間が、俺の顔を知ってる家族が寿命が死ぬ前に、長くとも50年いないに終わらせないと」
50年後、お母さんは85、お父さんは88、妹は生きてるかもしれないけど絶対実家から独立してるだろうし、その年になると認知症になってるかもしれないからなるべく早く進めたい。
「そう、気をはらないでいいぞ。50年もある大丈夫だ。もしかしたらそんなにかからないで10年くらいで出来るかもしれないぞ。未来の事をあれこれ考えて不安になることないぞ」
「ありがとうございます。」
会話が終わると簡易的なカイたちの家に戻ってぼーとした。
ザエ「おはよう。」
おはようございます。
昨日川でくんできたのであろう水で顔をあらっていた。
朝ごはんをいっしょにいただく。
カツリ「それで、本当に今日旅立つのか、まだ一日しかいないのに」
唯斗「その予定です。こんな身も知らずの我々を泊めていただきありがとうございました」
ザエ「いいんだよ。こっちも楽しめたし」
デューク「カイ、狩り頑張れな」
カイ「分かった。お兄さんたちも気おつけて」
そうして二柱はカイのムラの門をくぐった。
唯斗「なんか、感じのいい人達で良かったです」
デューク「そうだな。これだといい国、文明に発展しそうだ。」




