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菫の狙いは?

いきなりオリビアの体が光だし、辺り一面を光らせた。そしてそれは奴を包み、何かに

吸い込まれるかのように消えようとしていた。


「なんだこれは?闇の力が消えていく。このまま終われるか!お前も

道連れにしてやる」


奴は最後の力を振り絞るようにオリビアに向かって攻撃をしようとしたが

そこに夕子が駆けつけた。


「この子には手を出させない!消えなさいっあ!」

「覚えてろよ必ずまた戻ってくる。その時はお前の前でその子供を殺してやる」


そう言って奴は光の中に吸い込まれ姿を消した。辺りの光も消え、静けさを取り戻した。晴一は

のどかやアンの所に行き、様子を見る。夕子はオリビアに声をかけた。


「大丈夫オリビアちゃん」

「ママ、疲れた」

「ありがとね。それにしても今のは」


さっきの光の事を聞こうとするとオリビアはもう眠っていた。そこに晴一も駆けつけ

オリビアを抱っこする。


「晴一、今のって」

「ああ。あまり考えたくはないがな。でも、この子のおかげで俺達は助かった。それで

十分だ。それ以上は何もいらん」

「そうだね」

「それより夕子ちゃんさっきあいつに何か言いかけなかったか?」

「ああ、結果は私が倒したわけじゃないけど、あいつの名前を聞いておこと思って

聞けれなかっただけだから」

「そうか」


それから二人はのどか達を休ませる為に別の所で休む事にした。そこも崩壊はしてるが

ベッドが残っていて、屋根もあったからそこで休む事にした。その休んでいる時

椅子に座っている晴一に菫が話しかけてきた。


「ねぇあんた達いつもあんなのと戦ってるの?」

「いつもじゃないが。少なくともここはこういう世界だからな。戦わないと死ぬ」

「私は無理。あんな怖いの」

「でも、何もしなければ殺されるだけだぞ。嫌だろうが生き抜くためには、元の世界に

帰るためには強くならないと」

「私が強くならなくてもあなたが守ってくれれば。お願い私を守って」

「まぁ守ってはやるがな。いざという時は自分でも!?」


晴一が話していると菫はキスをしてきた。


「これで規約成立。ちゃんと守ってくれたらもっとしてあげる。あなた私のファンでしょ」

「それはそうだが」

「もしかしてあの子が気になる?二人はまだちゃんと付き合ってないんでしょ。なら

私もあなたを狙うわ。嫌って言っても続けるからね」


そう言って菫は戻った。晴一も流石にキスをされたのいは驚いたが、これから

どうするか悩みが増えてしまった。

朝になりのどかとアンの様子を見る。


「もう大丈夫だ。流石に応えたがな」

「私も大丈夫。まだちょっと痛むけど、動けないほどじゃないから」

「無理はするなよ。いつまた奴らが襲ってくるかわからないからな」

「わかってる。今度来た時は返り討ちにしてやるさ」

「晴一君、オリビアちゃんは?」

「まだ寝てる。あれから起きる気配がない。まぁ起きるまでは寝かせてやるさ」

「大丈夫なのか?変な力を使った反動とか」

「考えてもわからん。俺達は待つだけだ」


そのオリビアは夕子が抱いていた。するとそこに菫がやってきた。


「夕子ちゃん、私にも抱かせて」

「いいですけど、あまり揺らさないでくださいね」

「わかってるわ。あ、意外と重いんだ。でも子供ができるとこういう事をしないと

行けないんだよね私達は」

「そうですね。母親になれればですけど」

「私は自分の夢が叶うまでは結婚はしないかな。今は恋愛より仕事がしたいから」

「すごいですね。まだ私達と歳は変わらないのに」

「歳は関係ないよ。やろうと思えばなんだってやるから。そう、やろうと思えば」


オリビアを夕子に戻し、晴一の所に行く菫。それから次にどこに行くかを話し合い

晴一達はここから少し先にある街、ルートに行く事にした。


ここから歩いてだと数日かかるのでここで手に入れる物は調達し、それから

出発した。街を出てすぐに広大な草原が広がり、菫は初めて見る光景に

驚いていた。


「これが別世界。さっき街はああだったけど、すごい綺麗」

「菫さん、しばらく歩きますけど」

「大丈夫よ。これでも鍛えてるから。アイドルやるには体力をつけないと

行けないからね」

「そうですね。それなら大丈夫かな」


そうは言ってるが、ここは別の世界。しかも、モンスターも出てくる。出てきた時は

晴一達が倒していき、一応経験値も与える。その間に夕子が一応戦い方も

教えるが、菫は聞いているふりをしていた。夜になり、近くの森に行き、薪を

持ってきて、岩場あたりで焚き火をする。ここで野宿をすると菫に言うと意外と

受け入れた。でも、晴一の横にいるという条件で野宿を受け入れた。夕子も

仕方なくその提案を受け、菫を晴一の横にいさせた。


その日の見張りはアンと夕子がする事にした。


「なぁユウコ。あいつどう思う?」

「菫さん?」

「ああ。なんか危ない感じがするんだが」

「仕方ないよ。こっちに来ていきなりあんな事があったんだから」

「確かにそうだが、少し警戒しろよ。何か企んでるのは確かだ。それがあたい達に

害になるような事ならあたいは容赦なく切り捨てるからな」

「アンが気にしてくれるなら大丈夫よ。もちろん私も気にしてるから」

「ならいいがな」


アンが言うように夕子も気にはなっていた。それでも今はまだこっちに迷い込んだ

せいだと思っているのでそこまで疑わなかった。


そうして菫を守りながらようやく次の街であるルートに到着した。すぐに宿を取り

まずはオリビアを寝かせた。あれからまだ起きてこないからだ。



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