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バーチャルからの帰還!晴一を起こしたのはオリビア。

空からその街の様子を見た晴一達。そこにはあるはずの家や公園、学校なども消えているのが

見えていた。しかもそこには黒い空間現れていた。


「なんだこれは?」

「ちょっとヤバい感じ?」

「だいぶヤバいな。だが、全ての人間がこのデジタルに入ってるっていうのはまだ

可能性は低いはず。強制的にでなければ」

「そんな怖い世界だったの私達居た場所は?」

「ああ。怖いさ。人間は一番怖い存在だ。どんなに巨大な生物だって兵器で殺す

事は容易い。昨日まで仲良かった奴を殺す事だってある。人こそが本当の悪魔だ」

「晴一」

「セイイチさん。これからどうするんですか?あなたの家族は」

「いや、俺は確認しない。両親は見たくないからな。ただ、姉さんは」

「お姉さんがいたの?」

「ああ。たった一人俺を気にかけてくれてた人だ。まぁ居なくなってからわかった事

だがな。さて、どうするか」


晴一がどうするか考えているとまたあの警報がなった。そして、その黒い空間から

プロペラをつけたあの機械が現れた。しかもそれだけではなく他のも現れた。


「結界!」

「のどかちゃん!?」

「皆離れないで。私が守る」


のどかは最大出力の結界を作った。敵は構わず砲撃してくる。耐えてはいるが、押されていて

いつ壊されてもおかしくはない。そこに晴一が前に出る。


「俺が引きつける。のどかちゃんは皆を頼む」

「ダメ!数が多い。一人じゃ」

「じゃぁ私も行く。晴一の夫の横には嫁がつかなきゃ」


晴一と夕子が結界を出た。二人は一緒に戦った。その中で相手の攻撃を受けると

本当にダメージを食らっているのに気づき、やられれば死ぬと言うことも

理解した。そうして二人が戦ってる中、アンも出てきて手伝う。


戦い初めて一時間程が経過した。流石に全員疲れている。のどかもアリアが一緒に

結界を強めるがそれも弱くなってきている。

晴一達もここまで続けて戦うのは初めてだった。しかも、機械という敵と。


「晴一、これクリアできる?」

「わからん。だが、ゲーマーの意地もある。そして、もう二度と何かを失うのは

ごめんだ。だから絶対助ける。この世界を壊しても」


その声に反応したのか、晴一の手の甲の紋章が光り出した。


「晴一、それ」

「こいつはなんだ?ちょっと聞いてみるか」

「聞く?」


晴一はそう言って目を閉じた。その間も敵は攻めてくるので夕子が晴一を守る。光は

強くなり、晴一の体全体を纏った。そして、晴一はその光を敵に向かって放った。


「消えろ!」


光は街全体に広がり、機械も黒い空間も全て消えた。目を閉じていた夕子達は目を少し

ずつ開ける。そこにはさっきまでいた奴らはいなくなっていた。


「消えた。あの光は?晴一」

「夕子ちゃん。帰るぞ。二人の家族の確認は今度でいいか?」

「え、ええ。帰れるなら」


晴一はのどか達の所に戻り説明をして、元の世界に戻る事にした。晴一はまた手をかがげ

光を放った。その光が皆を包み、その場から消えた。


その消えた晴一達を地上から見ていた人物がいた。


「晴一」


しばらくして夕子達は目を覚ました。そこは元の世界だった。ここに来る前にいた

森の小屋の中で、全員がリビングで横になっていた。それはジェームス達が

そうしたからだった。


「起きた!」

「姫様!」

「ジェームス、エヴァ、オリバー。ここ、元の世界?」

「も、戻ったのか?」

「皆無事?」

「夕子さん。セイイチさんは?」

「!?まだ起きてない」

「晴一!」


晴一以外は起きているが晴一はまだ起きていなかった。少しの間様子をみることにした。

その間にアリアは起きた事をジェームス達話した。


「そんな出来事が」

「信じられないわ。他の世界がある事も、その世界で殺されかけた事も」

「そうだな。だが、姫様が言ってるのだ。間違い無いだろう。本当によくご無事で」

「セイイチさんのおかげです。何度助けてもらってるか。でも」

「その彼がまだ目を覚まさないとわ。夕子お嬢ちゃん、何かわからないかね?」

「わかりません。彼が帰ろうと言ってから安心してたけど。どうして目を覚まさない

のかまでは」

「そうか。我々は見守るだけしかないか」


誰もがただ待つだけだと思ってたが、そこに別の部屋で寝ていたオリビアが起きて来て

晴一の所に向かった。


「オリビアちゃん!どうしたの?」

「ママ、パパ起きないの?」

「もう少し寝かせてあげよう。ちょっと疲れてるだけだから」

「パパを連れてくるね」

「?連れてくるって」


全員がオリビアを見た。するとオリビアは晴一に口づけをした。そしてオリビアは

そのまま眠りについた。夕子は慌てて呼ぶがオリビアは寝ていた。その寝てる

顔は本当に天使の様で、それを見て夕子はなぜか安心した。


「夕子ちゃん、オリビアちゃんは?」

「大丈夫。寝ただけだよ」

「でもさっきパパを連れてくるって」

「大丈夫。待ってよ」


夕子がさっきまでの不安がなくなっているのに気づき、アリア達もただ待つ事に

した。そうして待っていると朝になった。その朝日が差し込んだ時

晴一が目を覚ました。他の皆はその場で眠っていた。晴一は体を起こし、上で寝ている

オリビアを見た。


「ありがとなオリビアちゃん。にしても、どこかの麻雀の徹夜明け見たいな

部屋になってるな。まぁそうさせたのは俺か」

「パパは悪くないよ」

「起きた?」

「うん。おはよパパ」

「おはよ。ありがとな迎えに来てくれて」

「当然だよ。パパが好きだから。また危なくなったら助けてあげるね」

「ありがとう」


晴一は今まで見せた事ない笑顔で返事をした。その後に夕子達が起きて、晴一はとりあえず

心配させた事を謝った。肝心の事は話さずに。



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