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怪しい医者と怪しい洞窟

アンが医者を連れてきた。すぐに晴一を見てもらった。


「どうですか先生?」

「これはかなりの高熱ですね。少しの事では治らないでしょう」

「それじゃどうすれば?」

「これを治すには秘石ひせきと呼ばれるアイテムが必要になるが、それがあるのか

どうかも今は確認されていない」

「石なんかで治るのか?」

「その石には不思議な力があるそうでな。それにはどんな病も治したり

あるいは自然の力を得ることができたりするとんでもない代物らしい。だが

今はそれを見たという情報もない。昔はあったらしいが」

「それはどこにあるんですか?すぐに確認しに」

「夕子ちゃん落ち着いて!まだあるって決まったわけじゃないし。あの

このまま安静にしてるだけじゃダメなんですか?」

「まぁそれでもいいが、ここまでの熱だとおそらく一週間はかかる。その

後もすぐには動けんだろう」

「それなら尚更それが必要うよ」

「落ち着けって。まぁずっとこのままなのもアレだからな。そいつがあるか確かめに行こう」

「それなら行く人と残る人を選ばないと。誰かがセイイチさんを見てないと」

「そうだな。じゃぁセイイチ親子とのどかが残りな。行くのはあたいとアリアだけでいい」

「でもそれじゃ」

「あんたがいないと今の夕子を誰が守るんだ?何するかわからんからな」

「そうですね。のどかさん、ここをお願いします。私達が見てきますから」

「わかったわ。お願い。夕子ちゃんもそれでいい?

「晴一」

「聴いちゃいないな。後で話しておいてくれ。じゃあアリア行くか」

「ええ」


そうして二人は秘石を探しに向かった。今は夜だが早く見つけないといけないので、すぐに街を出た。もちろん

どこにあるのかを医者から聞いたり、砂漠を移動する為の移動手段にホバー船を買い、秘石があると

される洞窟まで乗っていった。


「大丈夫かなセイイチさん」

「まぁ大丈夫だろう」

「でも、どうしてのどかさんも残したの?夕子さんが気になるのもわかるけど」

「なんとなくな。オリビアちゃんは違うが、あの三人、なんか違和感があるんだよ」

「違和感?」

「まぁ名前もそうだからか、異国の奴以上に何処か違うところから来た様な感じがしてな。まぁ

どこからこようと今は仲間だがな」

「そうですね。それは気になっていました。セイイチさんはその時になったら話してくれるみたい

ですけど」


そう話しながら進んでいく。数時間してその場所の近くまでやってきた。そこは砂漠から少し離れた

山の付近だ。なのでホバーも砂漠において、歩いてきた。


「ここだな。言ってた洞窟は」

「そうですね。ここら辺はあまり人が来ない場所ですから」

「詳しいな。そういえばこっちの出身だったな」

「ええ。でも、秘石の事は私も知らなかったわ。これでもこの国、この大陸のことは勉強していた

つもりですけど」

「そうか。もしかしたらあの医者のデマかもしれないしな」

「確認すればわかることです。行きましょう」


二人は洞窟の中に入って行った。


その頃、残ったのどかは夕子が落ち着き事情を話した。


「そっか、ごめん。取り乱しちゃって」

「仕方ないよ。好きな人が病気になったら」

「うんって好きな人って」

「今更隠さないの。それより、夕子ちゃんも寝て。今は私が見張ってるから」

「でも」

「ママ、ねよ。ママまで倒れたら」

「オリビアちゃん。ありがとう。じゃぁのどかちゃんお願いするね」

「ええ。ゆっくりして。オリビアちゃんもおやすみね」

「うん。おやすみ。パパ、早く治ってね」


夕子とオリビアは隣のベッドで寝る事にした。のどかは窓の方にある椅子に座りながら街の

様子を見ていた。すると、反対側の方でさっきの医者らしき人が何か怪しげない奴と

話していた。


「アレって。少し見てこよう」


のどかは気になって医者に見つからないように追跡する事にした。


アンとアリアは順調に洞窟を進んでいく。途中トラップあるが、アリアの知恵とアンの力で

進んで行った。途中、怪しいのもあったりで、着ている服が少し破けたりしていた。


「こんなところに本当にあるのかしら」

「ああ。いやらしい罠があるなんて誰かの仕業だろ」


そう思いながら進んでいく。そして最下層にまで辿り着いた。しかし、そこには何もなかった。


「何もないですね。台座はありますが、何もおいてないです」

「誰かが持ち去ったのか。それとも」


二人は部屋の中を散策した。すると、どこからか触手が伸びて、二人に結びついた。


「な、なんだこれ?」

「アンさん上」

「あいつか。変な姿しやがって」


それは大きな目玉が一つだけで、その周りから触手を伸ばしていた。それは長く部屋中に

伸びていた。


「あれをどうにかしないと解けないですね」

「どうにかって手も足も掴まれたら動けないぞ。そ、それに」

「ええ。服の中に入ってきてます」

「冷静に言うな。この離れろ。へ、変なとこに触れるな」

「こ、これまずいです。私が魔法で攻撃します。これが解けたらすぐにモンスターに攻撃して

ください」

「わかった。任せたぞ。早くしないとアッ!」

「意外と可愛い声が出るんですね。アンッ!」

「早くしろ」


触手が二人の中に入ろうとしていたので慌ててアリアが魔法を放った。その魔法が命中し

モンスターが慌てて逃げていき、二人に絡んでいた触手が解けた。


少しして落ち着いた二人だが、そこからまたさらにモンスター達が二人に襲い

かかろうとしていた。



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