女海賊アン・リードが晴一のパーティーに本格参戦!
ここは海上。青龍海賊団アン・リードの船。そこでは晴一達の帰りを待っている船長とその船員
そして、オリビアがいた。
「オリビアちゃん。中に入りなよ。あまり潮風には当たるもんじゃないよ」
「そうだけど。パパとママが」
「心配ないよ。あいつは頼りになるから」
そんな風に話していると船の前にあの渦が現れた。
「船長!あの渦が」
「!?どっちだ」
アンとオリビアは海を覗き込む。そこから光が空に放たれる。少し波が荒くなるが、それも
すぐに鎮まり、そこから晴一達が現れた。
「パパ!ママ!」
「戻ったか。お前らもう少し前に出ろ」
「大丈夫なんですか?あの渦に」
「あいつらがいるんだから大丈夫だ。前に出せ」
「了解」
そうして船を晴一達がいる場所までつけた。それを見て船の上に下りた。すぐにオリビアが
駆けつけ、二人が抱き抱える。
「ただいまオリビアちゃん」
「いい子にしてたか?」
「うん。よかったパパとママが無事で」
夕子にオリビアを預ける晴一。アンの方にいき、オーパーツを見せる。
「そいつがオーパーツ。ただの宝石じゃないんだよな?」
「ああ。とんでもない力を持ってる謎の物体だ。あと四つ。それを探す為に俺らは
船を手に入れないといけないからな。これで街から船も出せるし俺らも
船を買って、世界を駆け巡る」
「そうか。とにかく無事でよかった。じゃぁ街に戻るか?」
「ああ。頼む」
「了解。戻るぞ野郎ども!」
「おお!」
張り切って船を動かす船員達。晴一達も部屋に戻って一休みする。三人は同じベッドで
横になり、そのまま眠りについた。
しばらくして、晴一が起きる。そこには先に起きてる夕子とオリビアがいた。
「おはよパパ」
「おはよう。って今朝か?」
「そうだよ。私達が戻ってきた時は夜だったからね。それで街に戻ったらもう
夜明けになったの」
「そうか。なんか外が騒がしいな」
「私達の帰りを喜んでくれてるみたい。モンスターも一応どうにかしたしね」
「そういえば、あれは退治まではしてないよな。まぁもうあそこには現れない
だろうが」
「そうだね。さぁ外に出よう。皆待ってる」
夕子に連れられて外に出る。するとそこには大勢の街の人、港の関係者が集まり
盛り上がっていた。それまで恐れられていた海賊船のアン達も讃えられていたり
晴一達は歓迎されながら戻ってきた。
翌日。晴一は一人で街を歩いていた。それはあの店に行く為だった。それは占い師の
鏡礼がいる店だ。
中に入り、鏡に会う。
「そうですか。二つ目を手に入れたんですね」
「ああ。ちょっと死にかけたがな。それで、次はどこにいけばいい?」
「単刀直入ですね。まぁどこに行くかぐらいまでは教えましょう。あなたにはそこに
行ってもらわないといけないですからね」
「それは俺じゃないとダメなのか?」
「どうでしょうか。もしかしたら別の人も同じことをしてるかもしれませんね」
鏡から話を聞き、店を出る。聞いた話を整理しながら歩いているとアリアが声を
かけてきた。
「セイイチさん」
「アリアさん。一人でいいんですか?」
「ええ。この街でならいいかなって」
「ああ、確かに。まぁ一応注意はしないといけないからな。俺も同行するが」
「いいですよ。ただ散歩してるだけなので」
「そうか」
二人は街を歩く。その間も街の人達が声をかけてきたりする。少し静かな所に行きたいと
思い、港の倉庫の辺りまでやってきた。二人は海を眺めながら話す。
「あの、あなた達は何者なんですか?まだ話せないですか?」
「ああ。悪いな。あんたも隠してる以上はこっちも話せないんでね」
「気づいてるんですね」
「一応な。ま、悪い方じゃないから一緒に入れるが」
「ごめんなさい。無事に戻れたら全部話します。その時はあなた達の事も聞いて
いいですか?」
「ああ。その時はな」
そんな風に話をして夕方になり、宿の方に戻ると途中でアンに遭遇して、そのまま
酒場に連れて行かれた。
そこには夕子達もいて、宴をしていた。晴一達も加わり、盛り上がる。
その席でアンが晴一に真剣に話しかけた。
「俺達について行く?」
「ああ。あんたといると面白いことがありそうだからな」
「でもそれをしたらお前の一味はどうするんだ?」
「それは心配ない。副船長がしっかりやるし、そいつらには話はつけてある。私がいれば
海で困ることもないと思うが」
「確かにな。でも、この先どうなるかわからんぞ。俺達は海賊とも山賊とも違う。それでも
いいのか?」
「それぐらいじゃないと面白くない。ちょうど海でも退屈してたからな。そこにあんなすごい
ことが起こることに遭遇したんだ。しかもあんたらはすげぇ宝も手に入れてる。だから
ついていく。なんと言ってもついてくぞ」
「まぁ戦力にもなるし俺は問題ないが、皆は?」
「私は大丈夫です」
「私もいいですよ」
「夕子ちゃんは?」
「私もいいと思うけど、あまりここの人にはついてきてもらわない方がいいかも。アンさんは
信頼できるけど。それ以上に」
「わかってる。まぁ危なくなったら俺らが守ればいい。それに今は仲間は多いほうが
いいだろうからな」
「わかった。晴一がいいなら」
そうして青龍海賊団船長のアン・リードがまさかの仲間に加わった。




