海竜と共に海底遺跡へ!
静かに目を閉じている晴一。すると竜の方も静かになった。
「船長!」
「なんだい」
「オリビアちゃんを任せていいか?」
「あの子を?あんた何するんだい?」
「今から海底に行く。そこにオーパーツがあるんでな」
「海底?そんなことよりも今はこの竜を」
「その竜に連れて行ってもらう。でもオリビアちゃんにはちょっと大変な所になるんでここに
置いておきたい。ちゃんと帰ってくるからよ」
「正気か?他の奴はどうなんだよ」
「私は晴一君についていく」
「私もです。彼なら信頼できるから」
「晴一が行くなら当然私も行くわ。だからオリビアちゃんをお願い」
「わかったよ。でも絶対帰ってこいよ」
「大丈夫だ。もし、退屈なら街に戻っててもいい。数日かかるかもしれないからな」
「それぐらいならここで待つさ。海賊を舐めるなよ。海の上が実家なんだからな」
「すまない。じゃぁ皆行くぞ。俺に捕まれ」
夕子、のどか、アリアは晴一にくっついた。するとその周りに結界の様なのが出来て
晴一達は宙に浮いた。そのまま竜の方に移動した。そして、竜が吠えると、そのまま
海の中に沈んでいく。
「船長!本当に大丈夫なんですか?」
「大丈夫だ。あいつは頼りになる。それよりオリビアちゃんを守れよ。何日ここに
滞在するかわからないからな」
「了解!」
アン達が意気込む中、晴一達は海の中にいた。
「すごい。海の中なのに息ができる」
「これ、壊れないかな」
「大丈夫だ。俺達が暴れない限りはな」
「それにしても晴一さんどうやって竜を沈めたの?」
「ああ悪い企業秘密だ。いつか教えてやるよ」
そう話していると晴一達は目的地に到着した。そこは遺跡だった。その遺跡に着くと
竜は姿を消した。
「あの竜いなくなっちゃたけど、この結界無くなりませんか?」
「心配ない。こいつがあるからな」
「晴一それは?」
「この結界を作るアイテムだな。これがあれば俺もこの結界を作ることができる。ただ
あの竜の奴よりは力が弱いから時間が限られるけどな」
「それでもすごい物手に入れたね。これがあったら船もいらないかも」
「いや、結局は自分らで歩かないといけないからな。やはり船はいる。まぁそれより
早く中に入るぞ。なるべく早く帰らないとオリビアちゃんが寂しがるからな」
「そうだね。早く行こ」
そうして遺跡の中に入る晴一達。そこは海底にあるのだが、中は水に浸ることもなく
しかも明るかった。不思議な遺跡な所には不思議なモンスターもいた。
「こいつら剣が効かないな」
「なら魔法で攻撃しよう」
そうして魔法を使いモンスターを倒していく。その道中も罠が多く、中々進むのが
難しい。この遺跡も晴一達が知るこのゲームには含まれていなかった。なので
初見でのプレイになる。それでもゲーマーの知識を使い、罠を抜けて進んでいく。
少しして広い場所に出てきた。そこは天井がガラスになっており、周りの壁には
壁画などが描かれていた。
「いかにも何かある感じだね」
「ああ。こいつも古代文字か。全く読めんな」
晴一が謎の文字をなぞっていると隣アリアが来て、それをアリアが読み始めた。
「天の光が刺す時、そこに魔法陣が現れる。そこに立ち続けれる者にその証を授けん」
「アリアさん読めるの?」
「一応ね。勉強の一環で色んな言語も読めたりしないといけなからって、古い言葉も
勉強してたから」
「それで、天の光ってのはあのガラスの天井からってことだな。そんでこの場所に
魔法陣が現れると」
「でも、その光がどうやってできるのかは書いてないわ。自分達で探さないと」
「こういう場合は大体外にある。俺が見てくるから。皆はここで待っててくれ」
「一人で大丈夫なの?晴一君」
「ああ。こいつも大人数で使うと効果が短くなるからな。だから」
「私は行くよ。晴一一人じゃ心配だからね」
「夕子ちゃん。わかった。じゃぁ二人はここで待っててくれ。何かあったら天井に
魔法をぶつけて呼んでくれ」
「わかった。気をつけてね」
そうして二人は上に向かった。階段を登り、一番上についた。ドアを開けるとそこは
両サイドに柱があり、その間に橋がかかっている。その柱を調べるといかにもな
スイッチがあったが、それを押しても何も反応がなかった。
「もしかして向こうに柱にもあるパターンかな」
「だろうな。そんでこれを同時に押さないとダメな奴だ」
「そんで押したらこの建物が崩れるからその間に取らないとゲームオーバー」
「流石にそこまではないだろう。魔法陣って書いてあったからな。まぁ注意は
しておこう。何が来ても冷静に判断できるようにな」
「そうだね。じゃぁ私が向こうに行こうか?」
「いや、俺が行く。こういうのは途中でも何かあるかもしれないからな」
「じゃぁ任せるけど、この結界は」
「こいつから離れると効力が消えるからな。この距離なら向こうに着くぐらいで
消えかかる。そこからおそらく5分ぐらいがリミットだ」
「何もなければいいけどな」
「そうだな。まぁ行かないとわからんからな。じゃぁ行くな」
「気をつけてね晴一」
「ああ」
そうして晴一はアイテムを夕子に渡し、向こうの柱に向かう。そしてやはりというべきか
橋の途中でそれは現れた。




