誘う女と断る男の勝負の決着!最後は晴一が誘う?
のどかは目を開けた。結界が破られてやられると思ったからだ。
「大丈夫かのどかちゃん」
「うん。ありがとう」
「よく守った。あとは俺に任せな」
「そうするけど、晴一君、呼んでおいてあれだけど、女湯によく入れたね」
「あんなけ慌てて出ていくのが多ければ何も言われん。あと、のどかちゃんも
早く夕子ちゃんのところに。その、見えてるから」
「あ!晴一くんのエッチ」
タオルは巻いていたが、途中で外れたみたいだ。慌てて後ろに下がるのどか。
「やっぱりあんたか」
「ふふっ!本当に優しいのね。やっぱり一緒に遊びたかったわ」
「悪いな。あれだけ殺意があったら断るだろう。それからお前も何か着ろ」
「これも戦略の一つよ。特にあなたの様な男性にはね。まぁあなたには意味ない
かもしれないけど」
「そういうことだ」
そう話しているのを不思議に思う夕子達。晴一からは何も聞いてなかったので
知り合いなのかもわからなかった。
「晴一彼女と会ったの?」
「ああ。まぁ姿は今が初めて見るがな。思ってたより大人の女だな」
「晴一」
「悪い。それより早く外に行け。のどかちゃんも休ませないと行けないからな」
「わかった。晴一、絶対エッチな事考えちゃダメだからね」
「早く行け」
「行かせると思う?」
「行かせるさ」
フレイヤが攻撃をしてきたが晴一が止める。その間に夕子達は脱出した。二人だけに
なり、フレイヤはさらに大胆になる。元々裸だが。
「どう?二人っきりになったんだから楽しまない?黙っててあげるから」
「それをしたらお前が動けなくなるぞ」
「あらっ!そんなに大胆に攻めてくれるの?」
「途中で倒す」
「それなら最後までした方がいいんじゃない」
「悪いな。俺は初めては好きな子とするって決めてるんだ。だからあんたは候補から
ハズレだ」
「残念。私のこのおっぱいに吸い付かない男がいるなんてね。勉強させてもらったわ。お礼に
痛くないように殺してあげる」
「それも断る。じゃぁ勝負するからついてこい。外に行くから服は着ろよ」
「仕方ないわね」
先に晴一は外に出る。外には騒ぎを聞きつけた人達が集まっていた。そこに夕子が
一人残っていた。
「晴一、あいつは?」
「すぐに来る。のどかちゃんは?」
「宿に戻ってる。アリアさんもいるから大丈夫だと思うけど」
「夕子ちゃんはそっちに向かって。俺がこいつを倒す。あいつの仲間が他に
いてもおかしくないしな」
「わかった。気をつけてね。あいつ遊んでるみたいだったけど、本気で殺しに来るわ」
「わかってる。油断はしない」
夕子が宿に向かって走った。その後にフレイヤがやってきた。それはあのフードでは
なく、紅い服に胸に鳥の紋様があった。
「お待たせ。いっぱいギャラリーがいるけど、ここで暴れてもいいの?」
「お前、飛べるか?」
「空に?残念だけどずっとは無理よ。あなたはできるの?」
「一応魔法使いなんでな。ま、それが無理なら屋根に来い。他の奴を巻き込むのは
許さんからな」
「いいわ。私も二人だけで戦いたいもの」
そう言って二人は街で一番高い屋根の上に移動した。そして、晴一が構える。
「さぁ行くぞ。覚悟はいいな」
「いつでも死ぬ覚悟はできてるわ。出なきゃ暗殺なんてやらない。ここからは本気で
あなたを殺す。私の誘いを断った事を後悔しなさい」
「死んだら後悔してやる」
二人が同時に魔法を放った。フレイヤも魔法は使える。
「フレア!!」
「ブリザード」
フレイヤが炎をそれに対して晴一は水や氷で攻める。力はほぼ互角だった。
「さすがね。結構本気でやってるのに」
「こっちもだ。あんた俺の仲間にならないか?」
「あらっ今度はそちらの誘い?それとも」
「聞いただけだ。ま、気にはかけててくれ。さて、どう倒すか」
「本当に倒せると思ってるのね。仕方ないわ。ここは引いてあげる」
「逃すと思うか?こういう展開は後で厄介なことになる。だからここで終わらす」
「せっかちね。焦らなくても最後まで相手をしてあげる。今じゃないけどね」
「!?」
何かをするそぶりも見せてないのに彼女は姿を消した。
「じゃぁね。今度は夜の戦いをしましょ」
「したいなら仲間になりな」
「考えといてあげる」
そうしてフレイヤはいなくなった。晴一もここまで本気で戦ったのは初めてで
疲れていた。それでも、騒ぎを治めるために、そこにいた人達やこの街の
自警団に説明した。もちろんアリアの事は黙っている。
そうしてこの騒動は幕を閉じた。晴一も宿に戻り、夕子達に説明した。
「晴一さん。ありがとう」
「ああ。とりあえずは大丈夫だ。だが、あいつらは集団らしいからな。他の奴が
いつ狙って来るかわからんからな」
「そうだね。より注意をしないと。せっかくのお風呂だったのに」
「それなら明日も入りな。流石に明日すぐに来るとは思えんからな」
「でも、あまりゆっくりするのも」
「私は大丈夫ですよ。それより皆に休んでもらいたいですから」
「ありがとうアリアさん。晴一君」
「ああ。明日もここで休んで、明後日出発だ」
翌日、晴一達はゆっくりした。外に出ると晴一達は街の人達からお礼を言われていた。あの
騒動を収めてくれたので感謝しているようだ。夕子達もお風呂の中で歓迎され
無料でマッサージをしてもらったりして十分に休めることができた。
そうして次の日、早朝から晴一達は次の街に向けて出発していた。




