暗殺者襲来!お風呂場での戦闘。
目を開けるとそこはベッドの上だった。どうやら晴一が運んでくれた様だ。
「大丈夫か夕子ちゃん」
「うん。戻ってきたんだ」
「やっぱり元の世界に行ったのか」
「ごめん。どうしても会いたかったから。そのおかげでお別れの挨拶もできたし」
「挨拶って話せたのか?」
「話せたよ。触れることはできなかったけど」
「それもオーパーツの力か」
晴一は夕子をそのまま寝かせた。翌日、アリアの国、エデンバーラに向かうために街を
出た。そこに行くためにはいくつか街を通り、海をこえ別の大陸に行かないと
行けない。アリアは海を越えて逃げてきたのだ。
晴一、夕子、オリビアにのどか、そしてアリアと仲間が増えて行き、それで冒険をすると
晴一は本当にゲームだなっと改めて感じた。
そうして二つ程街を進み、その街で休む事にした。そこは温泉が有名で、休みには
ちょうど良い場所だ。
宿に入り、そこで一息ついてから皆でお風呂に行く事にした。そこは温泉街で色んな施設が
あった。どこも温泉があり、どこに入ろうか迷うところだ。
どうせなら一番大きい施設に入る事にした。もちろん混浴もあるが晴一は普通に
男湯の方に入った。
夕子達も女湯に入る。湯に浸かっているとのどかがアリアに話しかけた。
「大丈夫?なんか辛そうだけど」
「平気だけど、ちょっと疲れてるのは確かかな。あいつから逃げるのに必死で、こんなに
家から離れたとこまで一人で来たことなかったから」
「そうなんだ。じゃぁここでゆっくり休まないとね」
「そうね」
二人が話してる時、晴一は一人で体を洗っていた。夕子はオリビアと遊んでいる。それから
夜になり、宿に戻った。一度集まって話し合う。出発は三日後にしようと決めた。
それはこの先海を渡るので、ここで十分に休もうという事になった。
夜、晴一は一人で街を散策した。少し気になる事があり、巡回していた。
「気のせいか。まぁ警戒しておかないといけないからな。それは俺も役目だ。女の子には
やらせれないからな」
そうつぶやきながら歩いていると耳元で誰かが囁いた。
「優しいのね。羨ましいわ」
「!?誰だ!」
晴一が振り向くとそこには全身をフードで覆われた人がいた。声からして女性だ。
「あいつの仲間か」
「なんのことかしら。あなたが素敵なことを言ってたから話かけてみたの。どうかしら?
今から一緒にお風呂に入らない?混浴もあるし」
「嬉しい誘いだが断る」
「残念。これでも体には自信があるのに。後悔しないようにね」
「ああ。しないようにしておくよ」
そう言って彼女は消えた。目の前でいなくなるなんて相当なやつだと晴一は警戒を
する事にした。
それから翌日も警戒しながらも遊んだ。夕方になり、温泉に入る。当然晴一は
男湯だ。夕子達も女湯に入って少しした時だった。
話をしていると夕子が何かの気配に気づいた。
「どうしたの夕子ちゃん」
「今何か殺気が」
「え?」
「夕子さんも気づいたんですね。私も感じました」
「気をつけてアリアさんを狙ってる奴かも」
「でも、こんなところで」
「あいつらは場所も手段も選ばないわ。だからここでも狙ってくる」
湯に浸かりながらも警戒をする夕子達。そして、それは的中した。どこからか魔法が
放たれ、それが夕子達の前に飛んできた。
それに気づいた他の客達は慌てて逃げ出す。中にはタオルも忘れて走る女性もいた。
「誰?こんなところで攻撃するなんて」
「ふふっ!ごめんなさい。せっかくお風呂なのにね。でも、それもあなたがいるから
いけないのよ」
そう言って姿を現したのは紅い髪をして夕子よりも豊満なおっぱいをしてかつ
スタイルが良い女性だ。しかも、タオルもなく裸で向かってきた。
「アリアさん逃げて。私達が食い止めるわ」
「夕子さん」
「夕子ちゃんも一緒に行ってあげて。ここは私が止めるから、夕子ちゃんは着替えて
晴一君を呼んできて」
「一人で大丈夫?」
「多分。その方が動きやすいと思う」
「わかった。死なないでね」
「頑張る」
そうして夕子達を行かせて、のどかが一人残った。
「あら、あなた一人で戦うつもり?みたところあの子よりは弱そうだけど」
「確かにね。でも、私の方がいい時もあるの。それを見せてあげる」
「面白い。やってみなさい。私はフレイヤ。暗殺集団、ファイアーバードの
メンバーよ」
「暗殺集団!?そんなのがいるの」
「ええ。だからあなたも殺してあげるわ」
フレイヤは魔法を放った。それは強力だが、のどかは動じず、両手を前に出して、魔法を
発動させる。それは結界だった。
「へぇ結界を作れるの。それであなたが残ったのね。意外と賢いじゃない。でもいつ
まで持つかしらね」
フレイヤは続けて魔法を放つ。のどかはただそれに耐えていた。攻撃魔法もできるが
それをすると施設も壊してしまうと思い、攻撃しないようにしていた。でも
流石にフレイヤの魔力は強く、徐々に結界が削られていく。
「さぁこれで終わりよ。一緒に消えなさい」
「最大出力!」
のどかは全力を出した。そして、結界が破られ、フレイヤの魔法がのどかに命中しようと
した時だった。そこに晴一が駆けつけて、のどかを守った。




