3-01 オタイオ村
村に入ってすぐに「おいっ」
っと馬鹿でかい声で呼び止められる、
俺はビクッっと身体に電気が走り足がガタガタ震え出す、
心臓がバクバク大きな音を立てて頭に血が上り顔が真っ赤になる。
ガッと小鳥が乗ってる反対の肩を強く掴まれ引き寄せられる
「捕まった…」そう思って相手の顔を見る、
ガタイの良い男がそこに立っていた。
「お前生きてたのか」そう男が満面の笑みで嬉しそうに語りかける。
サーチで確認すると頭の上のマークは緑色になっていた。
この名前、この顔は「あの時の奴隷…」どうしてここに?
元奴隷「いやーあの時は本当に助かったよ、
一回捕まったんだけどよ盗賊の頭も奴隷商の頭も死んでるじゃねーか、
どっちの奴らも頭に血が上って殺し合いを始めてよ、
残ったやつも怪我してフラフラだったんで俺ら4人で片付けてよ、
小屋に火を付けてとっとと逃げてきたんだよ、
お前だけ捕まらなかったじゃねーか、
まあ半分死にかけてたから皆んな
どっかで死んじまってんじゃねーかって話してたんだよ」
俺「やっぱり考え過ぎだったんだ、よかった~」
元奴隷「でも何がどうなって二人が死んでたのかお前知ってる?」
俺「そんな事になってたんですね、いや~何でなんすかね」と惚ける。
元奴隷「俺ら4人共、田舎に戻る所なんだよ、お前は?」
俺「多分、僕の村は全滅してると思うから」
元奴隷「そうか…」何か察したのかそれ以上聞かれなかった
元奴隷「よかったら一緒に来るか?」
俺「いえ、一人で生きていこうと持ってます」
元奴隷「そうか、お前はとんでもない修羅場を乗り越えたんだから、
これからどんな事があってもやっていけるよ、頑張れよ」
俺「ありがとう、あなたもお元気で」
俺は男に別れを告げて冒険者ギルドと思われる建物に向かった。
俺は自由だ~心のモヤモヤも消えて、
体調も戻ってきて心が晴れやかな気分だ、ここから始まるんだ俺の新しい人生が。
「やるぞ~」
俺は声を出して叫んでた、
まわりの人達がジロジロと遠目で見てる、
自分の格好を思い出した、
あ~この変な変装が目立ってたんだ、
そのおかげで元奴隷の男に見つけてもらえたんだな。
ん~見た目はまだ子供だから許されるよね、
そういえば3日間寝込んでる間に14歳になった、
最悪の誕生日だったな
ボアさん、コボルト三人衆、スライムのボーちゃんひーちゃん、
小鳥のピーちゃんで誕生日会ごっこをしたのは虚しかった。
14歳といえば中学二年生か…厨二病…前世の自分も頭が悪かったし、
今世はさらに悲惨だ、
色んなこと学びたいな、
とりあえず服装をどうにかしようギルドに行く前に商店へ向かった。
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