16-03
アーサー「取り敢えずカオフクの料理考えてよ」
俺「いいけどお金かかりまっせ」
アーサー「順調に奴隷を解放してるらしいな、
俺も微力ながら協力してるつもりだよ」
あっ、だから料理を…..
俺「心の友よ」(スパイは送ってくるけどな)
アーサー「なんかいい話があったらまたくれよな」
(こいつガードが硬くて情報が全然取れないんだよな)
俺「了解です」(いっぱい儲けさせてね)
俺達はクマトモに一旦戻り、マサに別れを告げ
6日かけてマゴシカに戻った。
俺「コノハ、約束は旅の間までだったからな」
コノハ「ああ、わかってるよ、でも溜まったら
いつでも呼んでいいぞ、今度はカエデと3人でするか」
俺「ま、マジで、いいの」
コノハ「そー言うとこだぞ#」
俺「まあ、楽しかったぞ、長い間ありがとう」
コノハ「また行こうな」
コノハはスーっと消えた
ヨモギに会うのは久しぶりだな
俺「ただいまー、うわ…すごく散らかってる」
ここに来た初日を思い出すなぁ
ゴソゴソ、ゴミの中からヨモギが出てきた
ヨモギ「ユ、ユージ~やっと帰ってきた~
お腹すいたよ~」
俺「いや、頼んでたでしょ子供達に~」
ヨモギ「仕事が忙しそうだったから断ったの
一人でできるもんって言ったけど…出来なかったよー」
俺「髪もボサボサじゃないですか、お風呂入れますから
先に入ってください、掃除とご飯用意しますから、
今日はクマトモのチーズインハンバーグですよ」
……ヨモギさんがギューっと抱きついてきた
俺「ヨモギさん…?」
ヨモギ「淋しかった…ユージが居なくて淋しかったよ…」
俺も強く抱きしめて返した
俺「俺も早く会いたかったです…」
見つめ合う二人、ヨモギさんはボロボロ、ぷ~ん臭い
クンクン…臭い…ヨモギさん髪の毛が臭う
俺「何日お風呂に入ってないの?」
ヨモギ「一週間」
俺「早く入ってこいやー#」
もーしょうがないなぁ…ああ、帰ってきたなぁ
ヨモギ「ご馳走さま~あー生き返った、で
どうだったのクマトモは?」
俺「ええ、ちゃんと説明したら分かってもらえました
ヨモギさんの作戦もバッチリでしたよ、レシピ考えて
行って良かったらです、あ、それで6都市分の料理を
考えなくちゃいけなくなったんだ」
ヨモギ「相変わらず仕事を取ってくるねー
少しは休めよ」
俺「旅自体が休憩になりますよ、あの馬車なら…」
話は尽きる事が無かった…
ヨモギ「テンちゃ~ん、久しぶりだよ~
君がいれば他に何もいらないよ❤️」
コノハ『あの二人、やっとくっ付くと思ったのに
わざとだろ、いい雰囲気になったら避けるの…だからわたしと…』
カエデ『…コノハなんかあった?ユージと』
コノハ『なんにも…』
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