16-01 カオフク領
領主のマサにカオフクの領主シーマとの確執について聞いてみた
マサ「アイツは事あるごとに俺を馬鹿にしやがるんだ
田舎者だの貧乏領主だの」
俺「直接そんな事言う人なんですか!」
マサ「イヤ、目がそう言ってる」
俺「??」ただの被害妄想?思い込みが激しい?
俺「道が出来たらそんな事言う人居なくなりますよ
6つの町が高速で繋がると田舎ではなく近くの町って言われますよ~
それに、こんなに美味しい物があるって解ると、他の町から
人が押し寄せて、大金がガッポガッポ入ってきますよ~たぶん」
マサ「そうか、貧乏を脱出できるのか」
俺「そうだ、このフェスをカオフクで開きませんか?
今からクマトモの名前を売っておくんです、道が繋がると
同時に大勢のカオフク領民が押し寄せますよ、移住者も出てくるかも」
マサ「おお、あそこの領民をウチのチーズが奪うのか
これは痛快だ、早速やろう」
俺「じゃあ、私が手配しときますね、その時はマサさんも
来てください、領主が率先して動いてる事をアピールしましょう」
マサ「ワシが動く事に何か変わるのか?」
俺「領主主導だと、インパクトと安心感が違います
どっかの田舎者が変な食べ物売ってるとは思わないでしょう」
マサ「そうか、そうだな」
俺「じゃあ手配しときます」
マサ「話が早いな、そうやって道の話が一気に進んだのだな」
俺は部員に指示しアーサーに手紙を届けてもらった
マサ「お前は頼りになる、ついでに相談したいのだが
うちは牛を多く飼ってるが、魔物が牛を襲う被害が耐えないんだ
ギルドに払うお金が少ないからか、冒険者もあまり集まらなくてな」
予算を絞れば収入が減る逆スパイラルに陥ってる
俺「カオフクフェスの時に冒険者に向けて発表しましょう
一週間限定でクマトモで魔物を狩ると賞金が倍出ると
その予算はフェスの売り上げをあてましょう」
マサ「おお、手出しが無くて、町の名前を売り、
魔物を減らすことができるのか」
俺「一時的にも町の人口が増え税収も上がるでしょう
その時にギルドへの予算を増やし冒険者を定住させましょう
美味しい食べ物で町に引き止めましょう」
マサ「ワクワクするな、領民が増えてくれるならなんでもするぞ」
俺「協力します、マゴシカは人口がどんどん増えてます
どんな方法をとったかと言うと….ゴニョゴニョ」
マサ「ふむ、奴隷を、スラムを、孤児院を,,,
お前は面白い事を考えるなぁ」
俺「良かったら、ここの領民の能力を見ましょうか?
適材適所で効率が上がる事がマゴシカで立証しました、
まあ、その人の考えが優先ですが」
マサ「じゃあウチの役人をまず見てやってくれ」
反発があると思ったが、逆に感謝された、領主が怖くて
配置変えを言い出せない環境だったようだ。
カオフクでクマトモグルメフェスの開催日が決まった
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