13-04
奴隷達の家族捜索をギルドに依頼して、
彼らの態度が一変した
協力的で有り、あんたに一生ついて行く、とさえ言われた。
商いの心得があるケルクックに奴隷商に来る奴隷を
今後も買い取りたいが、アイツを儲けさせると思うと
悔しくて悔しくてしょうがないと話をしたら、
ケルクック「主さん、あんた領主と仲がいいんだろ
領主に言ってあんたがこの町の奴隷商になれば良いんじゃね」
って言われ、目から鱗が落ちた。ナイスだケルクック
今度領主に会う時に相談しよう。
従業員も能力に合わせて割り振り皆んな良く働いてくれてる
1人を除いて…シングルマザーのケイミーだ
ケイミーだけ能力が何も解放されていないし
能力も俺と同じ3つだ、親近感がわくが仕事が何も出来ない、
シングルマザーを全員取った手前1人だけ落とす訳にもいかない
蟻の世界では数パーセントサボる個体が居てそれを排除すると
真面目な蟻からサボる個体が出て来るらしい、
こんな人も必要な人材なのかも知れない、
彼女が居る事で職場の雰囲気は良い、兎に角明るくて楽しい。
仕事は出来ないけど、別の役割がある人なんだと思う、ちなみに
3つの能力は、歌、踊り、話術だ、エンタメがこの世界にあれば
スターじゃないか?…エンタメか…
能力を解放させて時を待つ事にする、場を作ってあげれば輝ける。
彼女の娘イヴ2歳が凄い 能力を40持って生まれてきてる。
親のDNAを引き継ぐのは身体的な物であって、能力では無いのか
親と同じ能力を持っていれば解放し易いだけという事か
ケイミーを雇わなかったらこの親子の能力は解放されないままだったのか
世界は理不尽だ、悲しいくらいに運が必要になる。
ケイトにはイヴの事を話してある、今のうちから能力に関連する遊びを
してあげてくれと。
領主と約束が取れたので会いに行く。
モーリー「よく来たねユージ、領主会合の日取りが決まったよ
4領主が、ガサに集まる事になったよ、ユージも同席してくれ」
俺「はい、解りました」
とうとう動き出した
モーリー「それで今日は何の相談だい?キミの相談に乗ると
こちら側が徳をするから断れないよ、あははは」
俺「はい、実は…」奴隷商の事を相談して
モーリー「ん~、あの業者は私が承認して契約してるからな
途中で変えるとなると幾らか必要になるが」
俺「商売がおかげさまで順調ですので大丈夫です」
モーリー「それなら良いが、私から話しておこう。
キミの所が順調だからか税収が上がっているよ、
キミのおかげでスラムも減って来てると報告があった」
俺「はい、スラム出身者を多く雇用しました、奴隷も
平民並みの生活をさせてお金を使わせています、
奴隷商になれば私の所で違う型の奴隷としてこの町に
住んでもらいます、その家族も呼び寄せて、
この領地の人口を増やすお手伝いをしていこうと思います」
モーリー「うむ、よく言った、そんな事なら奴隷商の件はわしがどうにかする」
良かった、上手くいった
モーリー「この後、アーツがキミに用があるらしい、時間はいいか?」
俺「奥様が?何だろう」
また、俺に髪を洗って欲しいとの事だった。
アーツ夫人「今日は私の部屋で頼む」
メイドを1人だけ付けて奥様の部屋で髪を洗う あのメイド…
アーツ夫人「ふー、やはり気持ちの良い、メイド共にやらせてもこうはいかん」
俺「ありがとうございます」
アーツ「お前は、このメイド知っておるな」
俺「はい、物件を案内してもらいました」
アーツ「私がシャルの事を見させておる」
ドキっ、、やばい
俺「…」
アーツ「どんな小さな事も報告させておる、悪い虫がつかん様にな」
やばい、やばい、やばい
俺「…」
動悸が、、脂汗が噴き出る、、
アーツ「その日の様子が変でな、夜になってもソワソワしとる
妾の様子を伺う仕草が変でな、一晩中このメイドに番をさせておいた」
アウトーーーーこの奥様やはりヤバかった素直に謝る意外はダメだ
俺「も、申し訳ございません」土下座
やっちまった、やっぱり女で失敗した、破滅だ。ああああああああ
アーツ「あれは幸せ者だ、好きな者と出来て…」
俺「…」
アーツ「あれがお前の事、好いとる事は知っておる、
妾は好きでも無い男と暮らしておる、だから許した」
えっこれは…
俺「お目溢しありがとうございます」
アーツ「あの日からシャルは女として幸せそうじゃ、
あれから来てないという事は一度だけという事か」
俺「はい」
アーツ「お前よいな、ケジメが付いておる」
こ、これは助かるのか?
アーツ「妾はアレを産んでそういう事をしておらん、
お前に髪を洗われた時に、身体に火が灯っての」
え、えっ
アーツ「お前、私の部屋にも来てもらえぬか」
これは、罠か、どっちだ
アーツ「妾もこのまま萎れる前に女を感じたいのじゃ」
涙!
俺「解りました、窓の鍵を開けて置いて下さい
約束してください一度だけと、でないとシャルが」
アーツ「約束しよう」
※ 13-05 は スリープしか魔法が使えないんですけど!【18禁サイドストーリー】
ミッドナイトノベルズに収録
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アダルト【18禁】な内容は、ミッドナイトノベルズに収録しております
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