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10-03

領主の館の帰りに孤児院に寄った

お土産がお菓子を沢山頂いたので子供達の喜ぶ顔が見たかったのだ

院の中に入るとクレアと幼児3人がいた


クレアは本当に体調が悪そう、ヒールをかけるが変わらない

簡単に挨拶をし、さっきまで領主の館に行っていた事を伝えた、


クレアの最近は孤児院で幼児3人の面倒を見る事が

大変なくらいで、15人の相手をしていた頃に比べれば


家事は変わらず大変だが、大分余裕ができてきた、

俺が時々来て肉を初め、色んな物を置いていく時にお茶をする感じだ


クレア「領主様はたまに来てもらってます。

子供達皆んなどんな感じで働いていますか?


今までより世界が広がって、いきなり大人になった感じで

私だけ取り残されたみたいで寂しくなりました」


俺「皆んな必死で仕事を覚えていますよ、出来る事がどんどん増えて

他の人より自信が持てる物があるって事が本当に嬉しいようです」


クレアにも調合と加工の能力があるので

次時間が取れれば解放したいと思っている。

クレア「私にもあるのかな、自分に自信が持てることが…」


俺「いっぱいありますよ、調合も加工も才能がありますよ

そのうち皆んなと一緒に働いてるかも」

クレアはニコッと笑う


クレア「私は子供の面倒を見るのが好きかな」

そうか、いくら能力があっても、好き嫌いとはまた別の話なんだ


能力があるからと、それに縛り付けることは不幸かもしれない

うまく出来るけど、やりたくも無い仕事を続けても楽しくないよね、


ヨモギさんのポーション作りと同じ事か、今のヨモギさんは

研究開発がすごく楽しそうだ。


俺「クレアさんから子供達を取り上げたみたいで申し訳ないけど

彼らが13歳で外の世界に無防備で放り出されるのを知らない顔できなくて」


クレア「わかってますよ、でもどうしてユージさんがそこまで…」

俺は13歳で奴隷狩りにあった事を話した、話し出すと止まらなくなり


村が全滅した事、酷い事をされ死にかけた事、初めて人を殺めた事

を話した、誰かに聞いて欲しかったのかもしれない、

胸に溜まってたものが浄化した。


クレア「そんなことが…」

突然ぎゅーっと抱きしめられ


クレア「辛かったね…もう大丈夫だよ」

俺は急に込み上げてきて、クレアの胸の中で号泣した

長い時間泣いてスッキリとした顔でクレアにお礼を言った。


俺「クレアだからかな、全部さらけ出せたよ」


そう言われクレアの頬が赤く染まる

クレア「いつでも自分の家だと思って来ていいよ、

たまには私も外に連れ出して」


俺「そうだ、チビ達も一緒に森にハイキングにでも行きますか

俺が一緒なら危なくないし」

俺はレベルが20になって索敵使役範囲が半径20mになってる


ホーンラビットぐらいはスリープで眠らせスライムで窒息死させる事が出来る

使役3人の能力解放の時に編み出した技で低レベルエリアでは

スライム以外は近づく事がなかった。


クレア「嬉しい、でもちょっと体調が…」

ヒールでも治らないのもって…ヨモギさんに聞いてみよう。




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面白くなかったら ⭐︎一つ付けて下さい


がんばりますので ブックマーク頂けると本当に嬉しいです。


アダルト【18禁】な内容は、ミッドナイトノベルズに収録しております

そちらも合わせてご覧いただけたら嬉しく思います。

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