9-03
翌日の納品の帰りにまた孤児院に寄った。
俺「こんにちは~」
子供達がわちゃわちゃ寄ってくる、蜜蝋をあげてクレアさんの方に行く
クレア「ユージさん昨日は、お肉ありがとうございます
血抜きが完璧で全く臭くなくて、こんなに美味しいお肉食べたの初めてでした」
今日は機嫌が凄く良い
俺「それは良かった、無くなったらまた置いていきますね
今日はちょっと聞いて欲しい話がありまして」
昨日考えた子供の能力解放の話をして自立支援をさせて欲しいと願い出た
クレア「そんな事できるのですか?
ん~子供の手を握りたいだけの変質者ではなくて…はっ、ごめんなさい」
意外と口が悪い
俺「じゃあ、証拠にクレアさんの能力を当ててみましょうか?」
訝しげにこちらを見てるが、昨日の肉の事もあるし
クレア「いいですけど…」
俺は両手を握って目を覗き込む
クレア「きゃ…」ちゃんと僕の目を見て下さい、顔が真っ赤になる。
ステイタスボードを見る
LV4 クレア 魔法:ヒール、アスピル、イレース、その他 6種類
スキル:ヒート、エアー、加工、調合、その他 6種類
ヒールだけが解放されている
俺「クレアさんヒールが使えるんですね、あと練習すれば、
手のひらから熱と風が出せますよ」
クレア「本当にわかるんですね、手から風が出るんですか?あはは」
俺が見せてあげる
クレア「わっ、これを私が…これも魔法ですか?」
スキルですと答える
子供達全員を見てみた、子供は10歳以上が12人居る 3歳~9歳が3人
10歳以上の子は、もう自分達の立ち位置を理解してる、その子らの能力を開花させる
6人に調合、3人に加工、3人になんと使役がある
レベル1~3なのでMPもほとんどないので魔法は無視でいいか
調合、加工、使役の練習をその子らにさせたい事をクレアに伝えると
子供達と話して決めたいとの事、「また明日来ます」
俺「あ、クレアさん彼氏さんとかは~」真っ赤な顔でジロっと睨まれる
ですよねー そそくさと帰える
店に着きヨモギさんに相談する
俺「孤児院の子達にポーションの作り方を教えようと思うんですが」
ヨモギ「うん、シャンプーが売れ出したら、
ポーションを作る時間も無いから私も助かるよ、私も一緒に教えるね」
俺「明日ギルマスにも話して見ようと思います」
ヨモギ「そう言えば、明日だっけパセリさんとの約束?試作品出来てるから
今日使ってみて、よければ明日パセリさん家でお披露目しよう」
俺が洗ってあげますね、ヨモギさんにバスタオルを巻いてもらって
お風呂に入ってもらう、ピーちゃんとスライム全員も一緒に入る
ヨモギさんも一緒にキャッキャキャッキャと騒いでる、
俺「良いですかー」
じゃあ試しますねー、蒸しタオルを目に当て髪を洗う
ヨモギ「あ゙ー気持ぢ良いい~」おっさんのような声を出す
俺「泡立ち最高ですね、誰もが大好きな良い香りです」
ヨモギ「だろ~」
俺「痒いとこは無いですか~」
シャンプーは全く問題ないようだ、コンディショナーも試す
頭皮マッサージもしますねー
ヨモギ「あー最高~、もう病みつきになるねー」
ヒーちゃんが首から肩に巻きついて肩揉み、ランちゃんは足裏マッサージ
ボーちゃんとピーちゃんはお腹の上で遊んで、テンちゃんは太ももの上でゴソゴソしてる
俺「ヨモギさーん気持ち良いですか~」
ヨモギ『……テンちゃん…今はだめだって』
急に黙ってるヨモギさんの方を見たら、足をモジモジさせてる
テンちゃんの姿がない、ってか、お股にいる~~~
コラ~~~~テンちゃん、何やってんの~やめなさ~い
俺「申し訳ございません、申し訳ございません」全身全霊で謝る
俺「テンちゃんは向こうに行ってなさい」
やばいやばいやばい テンちゃんはタダのペットと説明してる
ヨモギ「もー、困った子ね(ふー焦った、バレてないよね)」
俺 「本当に困りますね(ふー焦った、バレてないよね)」
二人「………」
俺「そろそろ洗い流しますね」
ヨモギ「あ、はい」
コンディショナーもいい感じでダメージを修復してる、大成功だ。
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