9-02
店に戻りポーションを作りながら、これからどうすればいいのか考えた。
俺も前世の記憶が戻らなければ奴隷のままだっただろう
数少ない自分の能力を使い切ることで生き延びる事が出来た
女神様が言っていた、能力は皆んな持っている忘れてるだけだ
子供達が能力に目覚めたら…でもどうやって…
俺は前世の記憶でステイタスボードやストレイジを可視化出来るイメージを持ってる
どんなものか理解できてる、子供達にその術はない…
俺は最初、魔法が1、スキルが2 使う事が出来た
レベルが上がるごとにスキルが3つ増えた、増えた事が理解できて直ぐに
使ってるが、本当はすごい事なのではないか
魔法を使える人は、元からその能力があり、それを望んで学ぶ事で
能力を解放する事が出来たのだろう、能力も無いのに勉強しても身に付く事は永遠にない
個人個人解放できる能力が違うので一律に学んでも能力を解放できるのは
一握りだ、俺が他人のステイタスボードが見れたら、その能力を解放する近道に
なれるのでは…俺はサーチで他人の名前とレベルが解る、もしかして見えるかも…
俺「ヨモギさん、ちょっと手を貸してもらっていいですか」
ヨモギ「ん~なんだ~?」
俺は両手を掴んでステイタスボードと心の中で叫ぶ
ヨモギ「な、な、何してんだ」
出ない、次は目をじっと見つめて、手をギューっと握る、ヨモギと1つになった感覚
ヨモギ「へ、なんの冗談だよ」顔が真っ赤だ
サーチ、ステイタスボード・・・・・ブワっとヨモギのステイタスボードが浮かび上がる
やった成功だ~おおすげー
LV10 ヨモギ 魔法:ヒール、ペイン、ファイア、その他10種類
スキル:調合、数式、加工、その他12種類
全部で22もある、ひどい、差別だ、俺がいかに無能だったか解る
ヨモギは前世で頑張ったんだなぁ でも能力解放されてるのが 調合、数式、加工しかない
あとはグレー表示だ
俺「あの、ヨモギさん、ヒールの魔法とか使わないのですか?」
ヨモギ「な、なんだよ~いきなり。ポーション作れるからいいじゃないか」
自分に少しでもブレーキがかかると解放を阻害される、人間は楽する事に流れがちだ
楽をする欲求からはあらがえない ヨモギが悪いわけではない。
よし、これで見通しが立った、1つでもいいから子供達の能力を解放して
自立の手助けをしよう。
ヨモギ「もういいだろう」目を逸らして手を離す 顔は真っ赤のままだ
俺「……ヨモギさん、彼氏とかは…」
ブチっ
ヨモギ「あーん、なんだよ、いねーよ、なんか文句あるんかい」
俺「ごめんなさい」
そのあと、おやつで機嫌が治るまで大変だった。
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