8-04
早朝、昨日と全く同じ位置だ、寝てる。100mまで近づいたら姿が見えた
身体の大きさは奈良の大仏ぐらい、色は青い、目は一つ、ツノ1つ
ラッキー、上向きで寝てる。座ってたら諦めてた。
アルス「C級の私がS級を見る事になるなんて…」
とんだ安請け合いである。
皆んなをその場に残し一人で歩いて行く。
アルスがメルちゃんを連れて行けと言ったが断固拒否
みんなを守ってもらう。
忍び足でゆっくり近づく、
この口なら俺は丸呑みされるな…
そっと触ってスリープを唱える、、0.5秒…
一応スリープとテイムを同時に掛けてみる miss はあ
腰布づたいにお腹に登ってみた
呼吸でお腹が膨らんだり、しぼんだり、必死に前進して胸元にたどり着く
もう一度試すが miss
はぁ、やっぱり体内に入らないと効かないか
覚悟はしてたんだけど…
アルス「あ、触った…ヒィよじ登ってる…もう見てられない…
戻ってきてよユージ、もう無理だよ…あ、アイツなにやってんの
気は確かなの…自分で口の中に入って…もうやめて~
はぁ出て来た…今度は両手でまぶたを持って無理矢理こじ開けて…
ヒィ眼球に両手をついて…わあああ捕まった…」
アルスはここで気ぜつする。
風が気持ちいい、どこだろうここは?空?はっユージは
俺「アルス~やっと気がついた、あはは
ほら、サイクロプスだよ~」
俺たちはサイクロプスの手の中で優しく包まれ安全な所まで移動してる所だった
俺「口の中にまで入ったのにmissだったから直接眼球触ってやったら使役出来てさあ
一か八かで賭けに勝ったよ、ハイリスクハイリターンだね、あはは」
アルスに思いっきり殴られた、スライムの皆んなと鳥たちが楽しそうにしてる
アルス「グスングスン、死んだと思っだ~バガ~」
号泣してる
俺「いや~何だか知らないけど、死んでも次があるさって、覚悟決めたら何でもやれたよ」
アルス「次って何だよ、お前本当にバカなんだから」
初日に泊まった河原で降ろしてもらう
鳥たちを直列に最大限エリアを伸ばして、元来た道を帰るように指示をする
エリアを外れ使役マークが消えて、そのまま帰って行くのをずっとながめてた
アルス『あれ、最初見た時と顔の印象が違う?』
何となく、ここでもう一泊しよっかとなった。そのまま町に戻りたくなかった、
ゆっくりと休憩したかった。
翌日の帰り道はあまり話をしなかった、でもずっと手を握ってた
この旅は何度も死にかけた濃密な時間だった、この人生を充実できてると感傷に浸ってた。
モンスター界隈は騒然としていた、この森の主S級モンスターが動いたのだ
その影響の大津波は各方面で大騒動を起こしていた、森の中を逃げ惑うモンスター達
幸いにも町まではモンスターは押し寄せなかったが、森に重大な事が起こったらしい
との報告が相次ぎ、冒険者に緊急依頼が出ている、
こんな大事になってるとは知らずに俺達は帰路についた。
パセリさんに報告を済ませた時にその事を知った、アルスと
顔を見合わせ、うん、黙っておこうと暗黙の了解をした。
アルスに旅の間に狩った素材を渡した、相当な物だ
S級の素材は当分の間、表に出さない事にした。
(サイクロプスのコレは渡さなくてもいいか、ゴミになるかもだし)
アルスは彼氏の元に帰って行った、森の出来事は町に持ち込まない
慣れない俺は失恋したような悲しい気持ちになった。
俺はやっとヨモギさんの店に着いた
ヨモギさんが飛び出てきて泣きながら抱きついて来た
ヨモギ「心配したんだからね、なかなか帰ってこないし、
森が変だと言うし、ピーちゃんだけ帰って来るし」
俺「え!ピーちゃん」ボーちゃんも大喜び
今日はいっぱい報告あるから、
ヨモギさんに今回の事どこまで話すか迷いながら
家に入った。
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